今月の句会のお題は「早春」。 歳時記を開けてみると、隣に「冴返る」があり興味を惹いた。
説明では、冬の冷気の表現「冴え」が、早春に戻ってくる様子を言うとあった。
寛の戻り、寒返る、しみ返ると同じ用法である。
では、「冴え」の句と「冴え返る」とどうちがうのか例句で比べてみた。
神杉のさえこむ影や禰宜の夢
柊にさえかえりたる月夜かな 丈 草
冴ゆる夜の瓦音ある礫かな
鶴の羽や白きが上に冴え返る 河東碧梧東
残念ながら、そうでなくてはならない理由を読み取る力はなかったのである。
説明では、冬の冷気の表現「冴え」が、早春に戻ってくる様子を言うとあった。
寛の戻り、寒返る、しみ返ると同じ用法である。
では、「冴え」の句と「冴え返る」とどうちがうのか例句で比べてみた。
神杉のさえこむ影や禰宜の夢
柊にさえかえりたる月夜かな 丈 草
冴ゆる夜の瓦音ある礫かな
鶴の羽や白きが上に冴え返る 河東碧梧東
残念ながら、そうでなくてはならない理由を読み取る力はなかったのである。