575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

見逃すわけには   鳥野

2010年09月05日 | Weblog
ごめんなさい。たびたび紹介されるご本人には迷惑でしょうが、見過ごすわけには
参りません。

宗匠はまたまた秀作です。
中日歌壇で、小島ゆかり選。

 ・ 沙羅の花沈みてゆけり夕暮れの湖はしずかに肌を閉じたり

選者評 「湖面が平らにもどるところ、ほのかなエロスが美しい」

わたくしとしては、静寂のなかの僅かな動、それを見逃さない作者の
透徹した視線に打たれました。

                鳥野

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傷をもつ右手ひらけば秋の蝶   遅足

2010年09月05日 | Weblog
船団・朝倉ドクターの診断です。

 〈病む日又簾(みす)の隙(ひま)より秋の蝶  夏目漱石〉
秋の蝶の本意が、この両句に如実に表れているのではないでしょうか。
本意は「哀れ、哀愁」でしょう。
掲句の「傷をもつ」は、心理的な比喩ともとれますし、
「ひらけば」と句の世界が展開していく魅力もあります。
様々な読みが可能ですが、そこには共通して「哀れ」があるはずです。

ありがとうございます。
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当りよし O B と消え天高く    朱露

2010年09月05日 | Weblog


  「天高く」が秋の季語とやせ我慢する。
  ゴルフも人品骨柄を隠せないスポーツ。
  従って「天の配剤」が働き四人組完成。
  一度入ったら倒れるまで抜けられない。

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