575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

水澄むや水に無数の傷の跡    遅足

2010年09月12日 | Weblog
東西句会に出した句です。
荻原先生のコメントです。

「水澄む」と「水に無数の傷の跡」は「や」で
切れているというよりも、ほぼイコールの意味。
傷の跡とは目に見えるものではなく、
記憶のようなものだとは思うが、
それでも観念的にはならず、
現実の風景としてすっきり詠めている。



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天烏地には蟋蟀人パソコン   朱露

2010年09月12日 | Weblog


      午前七時この句を作るためパソコン。
      北山の烏どもがわめき足元は秋の虫。
      三日前から一人居で身の始末に困る。
      「天地人」などと御大層な事を言う。

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