575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

鴉とひととき    鳥野

2010年09月28日 | Weblog
ようやく秋めいて、空気も澄み、生き物すべてが息づいてきた様子。

ベランダに鳩がよくやってきて、甘え声を出しています。

先日の夕方、堀川沿いの桜の木で、鴉が2羽、通りかかったワタシに啼きかけてきました。(ような気がしました)
そこでワタシも負けずに返答。物まね声でカーカーと大声をあげると、なんと、どこからか仲間らしき群れが集まって、啼き立てるのです。

警戒するのか、物ねだりか、はた仲間と認めたのか。啼き交わしは暫く続きました。
川向こうは、名城公園。薄闇の空が広がって、嘴太鴉の声は次第に物悲し気になっていきました。

  ・ 恋う恋うとあきらめ悪き大鴉あれは夕日に溶けたというに

                          鳥野
コメント (1)
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