575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

白雲に乗ってみたかろレモンの黄 立雄

2011年09月04日 | Weblog
作者のふるさとは尾道。
高校時代には、坂道を越えて通学の毎日。
その坂道にレモンの木があり、秋には黄色い実がたわわに。
この記憶から生まれた句だそうです。

白雲に乗って遠くへ行ってみたいという少年の夢。
その思いをレモンの黄色に託したのでしょうか・・・
白と黄、そして空色が目に鮮やかです。

            

今日は、台風の影響で空一面に黒い雲。
雨も強く降っています。
まだまだ用心が肝要です。

ところで、枕草子のなかで清少納言は雲について、こんな風に書いています。

  雲は、白き。むらさき。黒もをかし。風吹くをりの雨雲。
  明けはなるるほどの黒き雲、やうやう消えて、
  白うなり行くも、いとをかし・・・
  月のいとあかきおもてにうすき雲、あわれなり。

雲も興味の対象だったんですね。

こんな日は、「さまざまな雲の美しい写真」を検索して
楽しむことにします。
                    遅足



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台風の東の裾の中に居る    朱露

2011年09月04日 | Weblog
   2011年9月4日台風12号来る。 
   四国へ上陸し中国山地を抜け日本海。
   「お陰で」も変だが鬱陶しい程度だ。
   とは言え、この暗さは尋常ではない。

             

  

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