575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

流星の使ひきれざる空の丈    鷹羽狩行

2011年09月15日 | Weblog
私の好きな句です。
流れ星は秋の季語。走り星、星飛ぶ、星走る、夜這星とも。
夜這い星とは面白いネーミングですね。

「流れ星が消えない間に願い事を言えばかなえられる」
一回ではなく3回唱える、という人もいます。
よく耳にすることです。
なぜなのか?は、知りませんでした。

昔の人は、空はドームと考えていました。
そして人間はドームの内側に、
神々はその外に住むと、考えていたそうです。

星は、ドームに開いた穴から洩れる神の世界の光。
神が人間界を覗こうとつくった裂け目が流星。
したがって、神が覗いているうちに願い事を訴えれば
聞き届けてもらえる、と考えたわけです。

   流星のひとつとなって滑り台   遅足

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陽が昇り虫の音高くひと気なし    朱露

2011年09月15日 | Weblog
   九月十五日午前六時快晴無風文句なし。
   人の気配は新聞配達と私だけの寂しさ。
   昨夜東で輝いていた満月が西で白ける。
   寝ている間に何事が起きたというのだ。

              



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