575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

北窓は一面の山秋の声    朱露

2011年09月12日 | Weblog
    これは昔の風景で今は家だらけ。
    「秋の声」は秋を感じさせる音。
    朝っぱらから車だらけの県道だ。
    ここへ来た三十年前は別の所だ。

            

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仲秋の名月     遅足

2011年09月12日 | Weblog
今日は仲秋の名月。
名古屋の空は、雲も顔を出すそうですが
まず名月は見られるとのことです。
まだまだ、残暑が厳しく、秋には遠い日中ですが、
夜ともなれば、秋が満喫できそうです。

            

月を詠んだ句は数え切れませんが、こんな句があります。

   草枯れて月の光の折れ易し   伊藤まさ子

草が命を失って、折れやすくなっている。
そんな情景を光が折れやすく、と言いとめる。
絵でも写真でも表現できない。
コトバでなければ、という表現です。
好きな句です。
いままでは、こういう句がつくれたらイイ!と
思ってきました。
しかし、最近、うまい句が必ずしも
すっと胸に入ってこなくなりました。
もっと素直に月の光に照らされた枯草を
詠めないのだろうか?と、思うこともあります。

でも、うまい句ですね。    遅足




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山法師葉を落としつつ語りつつ    朱露

2011年09月12日 | Weblog
  ミズキ科の落葉樹で三十年余の付合い。
  二階の私の部屋から差しで五米の関係。
  もの思わぬだけ彼には頭が上がらない。
  道路の落葉の後始末で悪態を吐きつつ。

             



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