今日は仲秋の名月。
名古屋の空は、雲も顔を出すそうですが
まず名月は見られるとのことです。
まだまだ、残暑が厳しく、秋には遠い日中ですが、
夜ともなれば、秋が満喫できそうです。
月を詠んだ句は数え切れませんが、こんな句があります。
草枯れて月の光の折れ易し 伊藤まさ子
草が命を失って、折れやすくなっている。
そんな情景を光が折れやすく、と言いとめる。
絵でも写真でも表現できない。
コトバでなければ、という表現です。
好きな句です。
いままでは、こういう句がつくれたらイイ!と
思ってきました。
しかし、最近、うまい句が必ずしも
すっと胸に入ってこなくなりました。
もっと素直に月の光に照らされた枯草を
詠めないのだろうか?と、思うこともあります。
でも、うまい句ですね。 遅足