575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

まだなにもせぬにいのちのあくびかな   遅足

2011年09月17日 | Weblog
船団・岡野ドクターです。

これは生後すぐの赤ん坊だと思います、そうですよね。
たしかに赤ん坊のあくびは、こんな感じ。
「いのちのあくび」とは素敵な表現です。
本来あくびが背負っている、生きる上での諸事から
まったく解放されている、赤ん坊のあくび。
それだけに、その純粋性がいのちを思わせるのでしょう。
調べも淀みなく、切れ字「かな」もこう使われると文句ありません。
あっ、無季の句なんですね。

ありがとうございます。
コメント
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