575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

6月句会の最終結果です。    遅足

2015年06月19日 | Weblog

句会には9人の出席。立雄さんの選句を頂きまいした。

題詠「髪洗う」
①青春は真っ直ぐに髪洗ひし娘(こ)(等)
②少女らの戦地忘れじ髪洗ふ(晴代)佐保子・能登・鳥野・亜子・すみ
③髪洗う森のニンフに月明かり(郁子)能登・智恵・狗子
④髪洗ふ機銃掃射の夢覚めて(亜子)鳥野・等・郁子
⑤髪洗ひ古径の女毅然たり(佐保子)狗子
⑥父の日の髪調えて洗いけり(立雄)遅足・麗子
⑦婚姻のととのいてゆく洗い髪(遅足)佐保子・静荷
⑧昨日は昨日今日は良き日と髪洗う(静荷)鳥野・智恵・麗子・立雄
⑨大仕事終えて安堵の髪洗う(麗子)佐保子・晴代・亜子・すみ・狗子・静荷・立雄
⑩洗い髪小首なま足夢の跡(智恵)晴代
⑪無骨な手赤子を抱き髪洗う(すみ)能登・遅足・等・亜子・麗子・静荷・立雄
⑫初恋の想いしたたる洗い髪(能登)等・郁子
⑬善人は地獄の釜で髪洗う(狗子)智恵・遅足・すみ・郁子・晴代

自由題    
①枇杷の実のつるりとむけて明日は晴(静荷)能登・鳥野・智恵・遅足・すみ・麗子
②雨上がり我を迎える戸口の蚊(立雄)智恵・亜子・すみ・狗子・静荷
③先導の声うらがえる神輿かな(遅足)亜子・狗子・郁子・静荷・立雄
④大花火この世で逢へぬ人に逢ひ(亜子)鳥野・晴代・立雄
⑤降り明かし朝日まぶしき青葉風(佐保子)
⑥青梅雨や蓮池までの散歩道(麗子)佐保子・遅足・郁子・立雄
⑦匙置きて箸に崩せし冷奴(智恵)晴代
⑧見舞い終え外は眩しき青葉かな(すみ)佐保子・能登・麗子
⑨紫陽花の咲いてポップなパステル画(郁子)亜子・狗子
⑩夢魔に来て逃げ惑ひをり汗の午後(等)遅足
⑪黒潮の色縞にして鰹かな(晴代)鳥野・智恵・等・すみ・麗子・郁子
⑫雲の峰ソフトクリーム溶けちゃった(能登)等・静荷
⑬笹百合の異界に入る道しるべ(狗子)佐保子・能登・等・晴代

次回は7月15日(水)午後1時より 東鮨です。
題詠は「噴水」です。

              

応答の一日一句

  ゆるゆると歯医者に向かふ梅雨晴間    孝

  勝ち唄の頬に国旗や梅雨晴間       亜子

 

  

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする