575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

掬われて諦め顔の金魚かな   立雄

2015年06月01日 | Weblog

掬われて観念の眼の金魚かな  能登

中七の表現に違いがありますが、ほぼ同じことを詠んだ句。
諦め顔、と観念の眼。
観念の眼のほうが、映像がくっきりとしています。
中七は色々に詠むことも出来ます。

 掬われてその身重たき金魚かな  遅足

掬った金魚への思いやり。今夜からは共棲みです、と鳥野さん。
あたたかな読み方です。
どこか嫁入した女性を連想する読みです。(遅足)





 

コメント
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