575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

金魚鉢嵐を余所のあぶくかな   郁子

2015年06月13日 | Weblog

嵐が吹き荒れていても、ガラス一枚へだてたところで
優雅に泳ぎ続ける虚飾の世界?・・ちょっと言い過ぎか(笑)
金魚鉢の脆さ、危うさを詠みこみたかったのですが、と作者。

景に託してこころを詠む。まさに俳句のお手本のような句。
なぜ採らなかったのか?選句の力の貧しさを痛感しました。(遅足)

  雨垂れの音を映して金魚玉  金堂豊子

応答7の一日一句

          

  冷麦の器薄きがよろしかり    孝

  冷麦や「手を洗って」と母の声  亜子

 

コメント
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