575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

立春を越えて受話器に父の声  麗子

2017年02月19日 | Weblog
立春後、はじめての父からの電話。
ひさしぶりに声を聴くようにも感じられるのは、
寒い冬が過ぎたという思いからでしょうか。

句会では「越えて」に賛否両論。
私は寒い冬を越えて・・・と、父を思いやる気持ちが
込められており、この言葉は必要であると思いました。
文脈を曖昧にしているから要らないのでは、という意見も。

立雄さんは、お父さんが体調を崩されていたのが、
春になって良くなったのでは、と読みました。
立春は暦の上での春。まだまだ厳しい寒さが続きます。
しかし「春」という言葉からは、暖かなものが感じられます。

                     遅足
コメント
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