575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

赤子泣き命をつなぐ夏木立  能登

2018年05月30日 | Weblog

どこからか、赤ちゃんの泣き声が聞こえています。
あるいは赤ちゃんを抱っこしているのかも知れません。
泣くのは赤ちゃんの仕事とか、泣く子は育つといいますが、
作者は、きっと命をつなぐため、と感じたのでしょうね。
元気の良い泣き声に、夏の木立の持つ生命力と
通じるものを感じたのでしょうか。

最初の子がうまれた時は、何で泣いてるか分からず困惑しました。
こうした時、経験者である母の助言はとても助かりました。
当時、欧米流の育児書の全盛期。
『スポック博士の育児書』が聖書のように読まれました。
日本人の育児法と基本的に違うところがあり、時々衝突しました。
子供はひとりで寝かせるというアメリカ式。
川の字になって寝る日本式。
みなさん、どちらを選びました?

子育てといえば、最近は子どもを背負う姿はみたことがありません。
みな、前で抱っこしていますね。
「主婦」という言葉が消えていったと同じころでしょうか?
「ミセス」には負んぶは似合わないかも。(遅足)

コメント
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