575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

夏立つや書店の棚の素十句集  等

2018年05月29日 | Weblog

立夏のころは天気もおだやか。
気持ちの良い日が続きます。
そんなある日、散歩がてら書店にいきました。
足は自然に俳句の本のならぶ書棚へ。
すると、高野素十の句集が目に飛び込んできました。
欲しいと思っていた本です。

高野素十(たかの すじゅう)は、茨城県出身の俳人。
虚子の唱えた「客観写生」に従い、写生句を詠みました。
代表的な句は

  方丈の大庇より春の蝶

  ひつぱれる糸まつすぐや甲虫
  
  翅わつててんたう虫の飛びいづる
  
等さんの句も主観を排した写生句ですね。(遅足)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする