植物は光合成を行い生長します。
空気中の炭酸ガスを取り入れて、酸素を排出しています。
動物はこの植物のおかげで命を保つことが出来るのだとか。
水のなかに生息する植物も同じように光合成を行っています。
金魚鉢に入れた水草が気泡を纏っているのをよく見ます。
これは酸素の気泡だそうです。
これを光の気泡と捉えて、詩が生まれました。
太陽の光が射し込み輝くと、それは美しい世界が出現します。
浮草も一時的に水中に身を沈めた時には、
同じように気泡を纏うことがあるのでしょうか?
この句は「金魚藻」を詠ったものですね。(遅足)
金魚藻や金魚の気泡一つ浮き 阿賀田信
絶えまなくうたかた浮ぶ水草かな 宮部寸七翁