575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

7月句会の結果です。

2018年07月20日 | Weblog
酷暑の続くなか、7人が出席。浮き草談義の句会でした。
ごらんのような結果となりました。(遅足)


題詠「浮草」

①沙翁の姫浮き草纏う出立ちかな(結宇)佐保子・等・静荷
②浮草や光の気泡まといけり(麗子)能登・亜子・等・狗子
③小魚のよすが萍雨に日に(晴代)結宇・郁子
④その下に目高くつろぐ根無草(佐保子)能登・すみ
⑤萍や祖父と菱の実採りし日々(静荷)佐保子・等
⑥流れざるごとく浮草流れゆく(亜子)遅足・狗子・麗子
⑦ことごとく青萍や心字池(遅足)能登・結宇・晴代・狗子・麗子
⑧浮草やスーダラ節の桃源郷(郁子)佐保子・すみ・遅足・晴代・静荷
⑨陽は熟(う)みて水面死す河骨の花(等)結宇・遅足・亜子・晴代・郁子・静荷
⑩浮草や濃淡緑ぷかぷかと(すみ)
⑪群生の浮草の中動く影(狗子)すみ・麗子
⑫浮草を揺らす水底誰(た)が棲むや(能登)亜子・郁子

自由題

①凌霄花街路樹一夜でだいだいに(能登)
②葛饅頭くるくる変わる空模様(晴代)結宇・遅足・麗子・静荷
③炎昼の熱閉じこめてアスファルト(すみ)亜子・晴代
④黒塀にのうぜんかずらジムノペティ(結宇)能登・郁子
⑤炎天の通勤電車音軋む(狗子)等
⑥生き辛きを行く片陰に鳩と我(郁子)佐保子・等・狗子
⑦一人居のくたびれたるや夏帽子(麗子)佐保子・能登・すみ・遅足・亜子・等・晴代・静荷
⑧雑踏に異国語混じる梅雨晴間(亜子)晴代・狗子
⑨苦瓜や雄花ばかりの匂ひ咲く(佐保子)結宇
⑩一世とは一日の花白木槿(遅足)佐保子・亜子・狗子・麗子・静荷
⑪初蝉や何か足りない休刊日(静荷)能登・すみ・遅足・麗子・郁子
⑫車の屋根に白靴ならべ雨上り(等)結宇・すみ・郁子

次回は8月22日(水)(イレギュラーに第4水曜です)午後1時20分
栄・愛知芸術文化センター12階C会議室です。会場も変わります。
お間違いのないように。

題詠は「流れ星」です。


コメント
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