満天にいったい幾つの星があるのでしょう。
無数の星のなかの一つが流れました。
流れた星は命を終えたのでしょう。
そして、またひとつ。
私達人間もふくめて命あるものは必ず死を迎えます。
この生の一回性が、いのちをかけがえのないものと
感じさせるのでしょうか?
とても良い句です。

ちょっと蛇足を。
この句、これでOKという人と、なにか足らないと感ずる人に
分かれるのではないでしょうか?
足らないと思う人は短歌に向いているのかも知れません。
そう思う方は七七をつけて見てください。
難しいですよ。 遅足