575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

カタツムリ家出していた父帰る  狗子

2020年07月13日 | Weblog
菊池寛の小説を思い出します。カタツムリからは、父帰るという状景も思い浮かばないけど。
懐かしいです。結宇さん。

最近とんと見ないかたつむり。かたつむりロスに合ってる句だと思いました。竹葉さん。

取り合わせの妙。お父さんは一体どこに行っていたのでしょう。小説の様。
そういえばドラマ「ひよっこ」のお父さんも帰ってきましたね。麗子さん。

ドラマを見ているようです。長旅がタタツムリの歩みで上手く表現されています。等さん。


    南禅寺

  かたつむり老いにほどよき暮し向き

晴代さんの句です。
かたつむりのゆっくりした動作が、私のような年寄りの生活に似つかわしいですね。等さん。

と、あるように、齢を取ると、若い頃とは価値観が変わります。
かっては否定してきた父母の生き方も受け入れることが出来るようになります。
老いは、ある意味で神仏の赦しへの一歩なのかもしれません。遅足

コメント
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