575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

冷麦やうすむらさきの返しつゆ  千香子

2020年07月28日 | Weblog

今、冷蔵庫に寝かせてあるのは19年5月に作ったものです。
夫が作っているので聞いてみました、

今から30年ほど前、同僚が伏見に「でっち」というおいしい蕎麦屋がある
と言っていたので、店に行き「つゆがうまい」と褒めたら
「本返しを使っている」ということだったので、本返しの作り方を調べて作った。
東急ハンズに そばつゆの作り方というリーフレットがあってそれをもとに
自分なりにアレンジして作っている。
ということです。

取りあえずリーフレットを写します。(本返し用)  
材料  しょう油(できれば濃口しょう油) 500cc→ 1000cc
    味醂               100cc   → 180cc
    砂糖                50g   →  150g
→我が家ようにアレンジしたもの。 約25分

作り方
1、鍋にしょう油を入れ、泡がおさまるのをまって火をつけます。
2、温まるにつれて、あくのようなものがでてきますが、そのままにしておきます。
3、しょう油が80℃になったところで、砂糖を全部加えます。
4、砂糖が溶けるまで、丁寧に静かにかき混ぜます
 (しょう油は煮たたせない、焦がさない)
5、砂糖が溶けたら、火を弱めて表面を落ち着かせます。
6、みりんを加えてかきまぜます。
7、弱火にしてしばらくそのままにしておくと、表面が泡で覆われてきます。
表面の泡の中に雲間があらわれてきたら火を止めます。表面の灰汁をきれいに取ります。
8、自然に冷まします。冷めたらボウルなどに移して、布巾などで覆い約1週間かせます。
  長く寝かせれば味がなじんで、まろやかになります。

これを書きながら私は夫に「こんなめんどくさいことしているの」と聞いたら
即座に「そうだよ」 そこで私は深々と頭を下げました。

麺類にしか使わない、1度作ると、2,3年使う。
ポイントは家に合うように少しずつ変える。ということでした。

出しは私が作ります。
5Lの水に根昆布8、9本を1晩水につけておいて、火を付け、60℃になったら、
1時間ほど火を切り、その後かつを厚削り100g、灰汁をすくいながら 
最後に花かつお100g入れます。
毎朝の味噌汁、煮物などに使います。冷蔵庫に入れて10日ほど利用します。
 用心に、ぺっとぽとる2本(2L)に入れたのを冷凍にしておきます、
 
夫が30年も作っていてくれていたんだと、今知りました。

        

千香子さんに句について書いて下さいとお願いしたら、
こんな素晴らしい返事が返ってきました。ありがとうございました。(遅足)
コメント (2)
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