初句会の結果はご覧のようになりました。題詠は郁子さん、自由題は亜子さんが見事、今年の初トップでした!!おめでとうございました。今年もこの575の会からどんな俳句が生まれるのか楽しみですね。
題詠 「寒雀」2022.1月
①屋根神の高さに跳ぶや寒雀 (亜子)能登 麗子 遅足 等
②子雀よ吾と学べや入試間近か (等)泉
③首すくめねぐら思案か寒雀 (結宇)
④寒雀小首かしげて寄り添えり (麗子)能登 等 亜子
⑤糠まけば風の中から寒雀 (千香子)竹葉 郁子 須美 晴代
⑥初雀弾む語らひ弾む枝 (竹葉)須美 亜子
⑦この世からすこしはみ出て初すずめ(遅足)殿 紅 麗子 結宇 佐保子
⑧寒雀夕日浴ぶ屋根かさこそと (泉)竹葉 郁子
➈寒雀パン撒く人に群をなす (佐保子)
⑩宿もとめ 我が庭来たり 寒雀 (殿)紅
⑪寒雀舌切られるな早よ食べよ (須美)
⑫けんぱの輪残り遊ぶや寒雀 (郁子)殿 紅 能登 麗子 佐保子 千香子 須美 晴代
⑬数減らし辛き世を生く寒雀(能登)結宇 遅足 佐保子 千香子 泉 晴代
⑭主(あるじ)なき 杖にとまりて 寒雀 (紅)殿 結宇 遅足 千香子 等
⑮寒雀むれてついばむ目地の草 (晴代)竹葉 郁子 泉 亜子
自由題
①鐘の音心新たに初昔 (泉)竹葉 麗子 遅足 亜子
②独り居の花一輪の淑気かな (亜子)能登 竹葉 麗子 郁子 遅足 佐保子 須美 等 晴代
③言祝ぎつつ屠蘇にみたての赤ワイン (晴代)殿 紅 郁子
④初明かり餅かずきそふ声遠し (郁子)佐保子 泉
⑤初市の 瞳哀しき 仔牛かな(紅)殿 佐保子 千香子 須美 等
⑥太陽の子を抱き咲く冬牡丹 (等)結宇 千香子 須美 泉
⑦病めること久しくなりぬ夫傘寿 (佐保子)遅足 等 亜子
⑧冬晴や塑像のごとく園の虎 (千香子)泉 晴代
➈寒参り点呼整列石の兵 (結宇)麗子 亜子
⑩寒月の研ぎ澄まされた細さかな (麗子)殿 紅 能登 郁子 千香子
⑪月冴ゆる弱き心を嗜める (須美)結宇
⑫寒に入り輝き近し友の星 (竹葉)結宇
⑬妖精の 睫毛震えし 雪月夜 (殿)紅 能登
⑭風の花幼なじみの訃の報せ (能登)竹葉 晴代