日記の一行書きのような私の拙句で申し訳ありません。お礼も兼ねましてコメントを紹介します。
亜子さん:「デイサービス」という言葉は以前にはなかった言葉。俳句の世界に現れるようになりました
晴代さん:小春日の季語が情景にぴったりです
泉さん:少し楽しげで微笑ましい情景がうかぶ
佐保子さん、千香子さんもとってくださいました。ありがとうございます。
今年91歳になる母のことです。
「私のようなものより若い人にお金を使ってもらいたいからほっといて」
何かと理由をつけては介護申請を拒否していた母が、昨年秋も深まった頃、ようやく認定試験を受け入れました。
コロナ禍の真面目な自粛生活で足腰が弱り、スーパーの店先でよろけて転んだのがきっかけです。
幸い頭を打ったり骨折ということはなかったのですが
ここぞとばかりに姉と私で猛プッシュ。異例の速さで「要支援2」をとりつけました。
加齢による心身の衰え(フレイル)は深刻な要介護状態への入り口、一刻も早く手を打つことが健康寿命を伸ばすうえで大切なのだと、
福祉士さんやケアマネージャーさんが熱く語ります。「人と話すの苦手」だの「いろいろさせられるの嫌」などという母の理屈はとおらず、
まずはおためしでよいので行ってみてはと勧められたデイサービスが今年から週に一回の定期となりました。
運動とマッサージの組み合わせが気に入ったようで母はお迎えの車に乗ってにこやかに手を振り出ていきます。
童女のような母の笑顔にちょっと切なくなる瞬間でもあります。 郁子