575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

揺らぐ火に過去見続ける焚火かな  能登

2022年01月07日 | Weblog

12月の句・自由題ではこの句もトップとなり

共感とともに皆さまからたくさんコメントをいただきました。

 

作者は焚き火から何を見ているのでしょう。焚き火は飽きることのない動画のような気がします:殿さま

焚き火。走馬灯のようにいろいろなことが浮かびます:紅さん

焚火の魅力。未来のことより過去のことを思い出し、炎を見ていて飽きることはありません:亜子さん

ゆらゆら揺らぐ火の姿ですね。 連想するのは、御舟の絵でしょうかねえ:結宇さん

焚火は何故かいろいろのことを思ったり思い出したりしますね:晴代さん 

最近、炎を見る機会が少なくなった。ゆったりとした時間を感じる:泉さん

キャンプやソロキャンプをする人が増えたなか焚火を楽しむ人が増えていると聞きます。過去を見ているのですね:須美さん

 

   

焚火の炎の揺れは「1/fゆらぎ」という生体が好む独特のリズムがあり、川のせせらぎ、木洩れ日などの自然界特有のものと同じく

疲れた時などに目にすると、リラックス時の脳波であるα波が増えることが検証されています。

ノルウェーでは「燃え続ける暖炉」を12時間放送したところ、視聴率が20パーセントを超えたとか。。ナレーションやBGMがなくとも見ていられる映像のようです。

オール電化で、料理はIH。炎を知らない子どもも増えていますが

独特のゆらぎとパチパチという音は、内省を促し過去から明日への気づきも与えてくれるのではないでしょうか。

新年の焚火、左義長の炎を見に行きたくなりました。 郁子

 

 

コメント
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