575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

蛍の夜並みのめをとでをはりそう  隈崎ろ仙

2006年06月03日 | Weblog

愚足さん夫妻の案内で相生緑地に蛍見物。深夜0時に集合。
あいにくの晴天続きのせいか、ヒメボタルはなかなか見つからない。
やっと10匹ほどが飛んでいる場所を発見。
しばし、時を忘れました。
こんな句を見つけました。
並みの、という言い方が良いですね。
その他にも蛍の句を。

 ゆるやかに着てひとと逢う蛍の夜       桂信子

 死なば死蛍(しぼたる)生きてゐしかば火の蛍 中村苑子

 夢一つかなへて蛍とびゆけり         ギュンター・クリンゲ

    

和泉式部の有名な歌

 もの思へば沢の蛍もわが身よりあくがれいづる魂かとぞみる

これも良いですね。

                 遅足

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4 コメント

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蛍の句 (遅足の妻)
2006-06-03 08:53:08
ヒメボタルを見て一句つくりました。



 蛍の火綱渡りしてるかのように



     

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果かなくてこその蛍 (鳥野)
2006-06-03 10:01:04
闇のなかに目をこらして探すほたる。葉裏に一つの冷光、露か蛍かと見定める瞬間のときめきは、例えようもありません。



 葉のうらの淡き光量ほっとりと雫のかたちに

 蛍いるなり

         河野裕子



さかんに飛びまわって、光信号でアピールするのは、雄。雌は葉陰で息を潜めてただ待つだけというのも、よきかな。
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和泉式部に敬意を表して (遅足)
2006-06-03 11:30:45


 初蛍和泉式部の来てをりぬ







 

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闇の径 蛍静かに先を行く (愚足)
2006-06-03 19:22:41
 瀬戸に行って山中の戦跡を見たり、瀬戸九条の会の記念講演(全国九条の会の小森さん)を聞いたりしました。

 千人に近い人たちが集まり平和への想いを燃やしました。



   九条蛍火 瀬戸の夕べに数を増し



                    

 
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