朝雲のたかき静けさ原爆忌 下村ひろし
向日葵が花頭を捧ぐる原爆忌 榎本冬一郎
原爆の日の洗面に顔浸けて 平畑静塔
日に透ける鶏冠血の色原爆忌 大橋敦子
八月の雲をとことん嫌い抜く 佐々野紫泉
被爆図に物見遊山の虚を衝かれ 坂元一登
水かけてかけて被爆の子に詫びる 南 龍至
原爆詩祈りのように読む小百合 川原清宏
向日葵が花頭を捧ぐる原爆忌 榎本冬一郎
原爆の日の洗面に顔浸けて 平畑静塔
日に透ける鶏冠血の色原爆忌 大橋敦子
八月の雲をとことん嫌い抜く 佐々野紫泉
被爆図に物見遊山の虚を衝かれ 坂元一登
水かけてかけて被爆の子に詫びる 南 龍至
原爆詩祈りのように読む小百合 川原清宏
物言わぬ原爆詩集書庫にあり
爆心の川面に揺れる原爆ショー
「しようがない」「冗談じゃない!」とドーム言い
原爆忌書棚に探す詩集かな