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先日、北陸を旅した時、カーナビが教えてくたのが聖興寺。
まあ、行ってみようと、案内に任せて行くと、
松任市の真ん中、旧北国街道(千代尼通り)にありました。
近くには、千代屋といううどん屋さん。千代酒を売る酒屋さん。
「あさがお」という名のスーパーなどがありました。
千代尼とは、加賀の千代女。
朝顔の句で有名な俳人です。
写真は境内にあった千代尼塚。
月も見て我はこの世をかしく哉
という辞世の句が残されていました。
かしく、ってどういう意味なんでしょうか?
中野徴住職(77)は辞世の句を「人生の終わりを迎え社会に感謝して詠んだ」と解釈する。ぼん悩が消え、月の光のような静かな境地に至った状況を指す『月愛三昧(がつあいざんまい)』という仏教用語があるが、中野住職は「死を前にした千代女は、まさに月愛三昧だったはず」と静かに手を合わせた。(北陸中日新聞より)
古語辞典をひくと、①痩せ衰える ②炊くという意味がありますが。
②でしょうか?
千代女といえば、この句。
朝顔につるべ取られてもらい水
なお、朝顔につるべ取られてもらい水
であった句、35歳の時に一字直し
朝顔やつるべ取られてもらい水
としたそうです。
(遅足)
まあ、行ってみようと、案内に任せて行くと、
松任市の真ん中、旧北国街道(千代尼通り)にありました。
近くには、千代屋といううどん屋さん。千代酒を売る酒屋さん。
「あさがお」という名のスーパーなどがありました。
千代尼とは、加賀の千代女。
朝顔の句で有名な俳人です。
写真は境内にあった千代尼塚。
月も見て我はこの世をかしく哉
という辞世の句が残されていました。
かしく、ってどういう意味なんでしょうか?
中野徴住職(77)は辞世の句を「人生の終わりを迎え社会に感謝して詠んだ」と解釈する。ぼん悩が消え、月の光のような静かな境地に至った状況を指す『月愛三昧(がつあいざんまい)』という仏教用語があるが、中野住職は「死を前にした千代女は、まさに月愛三昧だったはず」と静かに手を合わせた。(北陸中日新聞より)
古語辞典をひくと、①痩せ衰える ②炊くという意味がありますが。
②でしょうか?
千代女といえば、この句。
朝顔につるべ取られてもらい水
なお、朝顔につるべ取られてもらい水
であった句、35歳の時に一字直し
朝顔やつるべ取られてもらい水
としたそうです。
(遅足)
そう読むを
①おそれおおいこと。つつしむべきこと。
②巧妙であること
③賢明なこと
④手紙の末尾。
となり、この世の不思議を詠みこんで
④の意味もかけて辞世の句にしたのでは?勝手な解釈です。
作者の人柄や、あ朝の情景まで見えてきて、うれしい句
朝顔やつるべ取られてもらい水
迫力はあるものの、訴える想いも景も際たってこない、
というよよりも、私が受け取れない、ということです。
朝顔や・・・
「や」と切ったほうがリズムは
ずっとよくなるように感じますが。
以前読んだ本に「朝顔の絵(例えば当時著名な風流人であった内藤東圃の描く)に句賛を求められても、よんどころなく書きはしたものの、大方の朝顔の絵には他の句を賛していたそうである。」という話しがあって、そんなものかなあと思ったことがあります。