575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

詰襟にひとひら着地牡丹雪  竹葉

2024年04月11日 | Weblog

卒業シーズンのワンシーン。私には高校時代の恋の句に思えました。好きな人の制服姿の肩に着地する牡丹雪。片思いのせつなさが伝わってきましたが、作者の竹葉さんは恋の句だと気づかずに作られたそうです。

竹葉さんのコメントです。

「今回牡丹雪の句を作って、初めて牡丹雪が春の句だと知りました。3月8日にこちらでは牡丹雪が降り、その時、本当に見たこともないくらい大きな1片が降り、それで何か詠めないかと考えてました。見た訳では無く、春の卒業式の黒い学生服(やっぱり女性のセーラーは思い浮かばず)を着たあの人の肩に触るようにひとひら降りて、これからのやや厳しい未来への励ましの感じになればいいなあ、と思ってました。」

どうやら若い学生への激励の句だったようですが、心の奥にはきっと思い出の彼がいたはずです。

容子さん:あっという間に消えます。

須美さん:ひとひら着地が好き。黒い詰襟に白い牡丹雪が美しい。

    ★★★

 本当に映画のワンシーンのようですね。初恋の句として掲載したいです。

それでも恋する乙女は、やはり花より団子でしょうか?続いてご紹介するのは佐保子さんの

    加賀土産うまし「はぶたえつぶあん子」   

お土産にいただいたのでしょう。大地震で加賀を応援したい気持ちとおいしい羽二重餅。その中につぶあんまで!!人の名前のように思える「はぶたえつぶあん子」。書くだけでお腹が空いて来ました。食べ物の俳句は幸せな気持ちになります。麗子

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1 コメント

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Unknown (佐保子)
2024-04-12 10:47:22
竹葉さんとは同じ高校だったので、さて、彼女の初恋の相手は???と考えたのですが、まじめな話ばかりしていたようで、思いだせません。素敵な句ですよね。私の句は、あいさつ句です。友達が、せめて能登に元気になってもらいたいと娘さんと出かけたお土産にいただきました。おいしかったです。ネーミングの面白さを生かそうとしたのですが、、、。
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