575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

漢字を詠む               ゛愚足

2008年01月28日 | Weblog
 ひらのこぼさんが、漢字についての俳句を紹介しています。

蛞蝓といふ字どこやら動き出す       後藤比奈夫
   (じっと見直したら確かにそうだ)
伊勢といふ字のさながらに飾海老      鷹羽狩行
   (伊は胴体、勢は頭だ。)
薫風といふ字立派に一書簡         宇多喜代子
   (一度、薫風という言葉を使ってメールを書いてみよう。)
褒美の字放屁に隣るあたたかし       仲原道夫
   (ハハハハ・・・・なるほど。)

漢字の句作りの秘訣は「実感で詠むことだそだ。)

酒池肉林心乱さぬ文字となり          愚足
凸凹と分かりやすき字の小春かな
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1 コメント

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少年時代に (遅足)
2008-01-28 08:39:25
○という漢字に意味を引いていくと
ついに、また同じ○にもどった、
ということを思い出しました。

コトバとの本格的な出会いでしたね。

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