12月兼題「石蕗の花」
- 黄を極め誰を待つかや石蕗の花 (亜子)竹葉
- その黄色元気印や石蕗の花 (竹葉)
- ゴッホばり南仏の黄色石蕗の花 (能登)須美
- 曇り空黄はゴッホの黄石蕗の花 (結宇)
- 石蕗の花と指さす君の黄のやさし (郁子)佐保子
- つわぶきや黄色残して庭暮るる (千香子)殿 等 能登 紅 竹葉 麗子 亜子 遅足 泉 須美
- 寂庵に 忌日生まれし 石蕗の花 (殿)能登 紅 竹葉 亜子 結宇 遅足 佐保子 千香子
- 廃線のトンネル出れば石蕗の花 (等)麗子 郁子 晴代 千香子
- 庭先の一隅照らす石蕗の花 (麗子)等 郁子 晴代 遅足 佐保子 泉
- ぬくもりを残し夕ぐれ石蕗の花 (晴代)等 紅 結宇 郁子 千香子
- やせ土の石蕗の小さし日のかげる (佐保子)泉
- 捨て家や照り降り無しの石路の花 (泉)能登 結宇 晴代 須美
- 門の内ほっと安堵の石蕗の花 (須美) 殿
- 石仏や 辻の石蕗 華添えし(紅)殿
- 石蕗や舞姫エリスの目に涙 (遅足)麗子 亜子
自由題
- 山小屋を 去れと知らせる 雪蛍 (殿)能登 紅 遅足
- むかし汽車走るトンネルいま紅葉 (等)
- 播磨屋の逝ったその日の冬紅葉 (晴代)殿 紅 竹葉 麗子 亜子 結宇 郁子 佐保子 泉
- 雪かぶり南天の赤生き生きと (泉)
- 冬至前3時の西日目くらまし (竹葉)殿 能登
- 小春日や母おためしのデイサービス (郁子)亜子 晴代 佐保子 千香子 泉
- 冬晴れや波穏やかな駿河湾 (麗子)等 晴代
- 友唄ふ唄の日めくり日記買ふ (千香子)
- 揺らぐ火に過去見続ける焚火かな (能登)殿 紅 亜子 結宇 郁子 晴代 千香子 泉 須美
- 病棟の窓を灯して年暮るる (亜子)等 竹葉 麗子 結宇 遅足 須美
- 落ち葉積む太閤焼き討ち寺瓦 (結宇)佐保子 千香子
- 勇気出し洗うセーター縮むなよ (須美) 等 能登
- 泳ぐ術<すべ>倣ふ子鴨は 並びけり(紅)竹葉 郁子
- 医者帰りのミー背に負はれ初時雨(佐保子)麗子 遅足 須美
今年最後の句会の結果です。予想は当たりましたか?
兼題トップは 千香子さん
自由題は 晴代さん 能登さん となりました!
味わい深い素敵な俳句です。おめでとうございます