日本男道記

ある日本男子の生き様

トップアスリート

2009年09月26日 | 読書日記
トップアスリート
小松 成美
扶桑社

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【一口紹介】
◆出版社/著者からの内容紹介◆
何度も失敗し、壁にぶち当たっては挫折を経験した。
悔やんで傷ついて、隠れて泣いた。
孤独に苛まれ、負ける恐怖と対峙し、極限状態にまで追い込まれた。
そしていつも、そんな自分を理解してくれる人を求めていた。
彼らは、弱い----。彼らの弱き姿、儚き心にこそ、真実がある。
0.1%の栄光を求め、99.9%の苦しみに耐え努力した者の物語がここにある。
人々を魅了してやまないトップアスリート35人の魂の軌跡。
ノンフィクション作家・小松成美の集大成!
----本書は、JAL機内誌『SKYWARD』の人気連載をまとめたものです。
北京五輪代表選手や、各界を代表する、この時代のスポーツ史に名を残すアスリート35人が登場。
"強者"の象徴であるトップアスリートたちは、実は多くの人がそうであるように
心の内面に"弱さ"を抱えていました。
しかし、そんな自分から逃げることなく、家族や指導者によき仲間たちの助けを受けながら成長してきた過程が、丹念な取材の基に紡がれています。
そして本書を読み終えたとき、彼らが残した偉大な結果以上に、彼らの生き方こそが素晴らしいのだと感じるはずです。
スポーツ観戦の副読本として最適。そしてスポーツファンのみならず、老若男女問わず、多くの人の心の琴線に触れ、親から子へと語り継いでほしい内容になっています。

※登場するアスリート............松坂大輔(野球)、吉田沙保里(レスリング)、為末大(400mハードル)、中嶋一貴(レーサー)、 清水宏保(スピードスケート)、菅山かおる(バレーボール)、朝青龍(相撲)、柳沢敦(サッカー)、野口みずき(マラソン)、井口資仁(野球)、冨田洋之(体操)、別府史之(自転車ロードレース)、北島康介(水泳)、田臥勇太(バスケットボール)、村主章枝(フィギュアスケート)、井上康生(柔道)、本橋麻里(カーリング)、室伏広治(ハンマー投げ)、五郎丸歩(ラグビー)、小笠原道大(野球)、石川佳純(卓球)、末續慎吾(陸上短距離)、鈴木絵美子(シンクロナイズドスイミング)、柴田亜衣(水泳)、山本隆弘(バレーボール)、田山寛豪(トライアスロン)、上野由岐子(ソフトボール)、梅崎司(サッカー)、土佐礼子(マラソン)、伊調千春・伊調馨(レスリング)、田中将大(野球)、福士加代子(陸上)、宮本慎也(野球)、鈴木徹(走り高跳び)

◆著者◆
1962年、神奈川県生まれ。ノンフィクション作家。会社員を経て90年より執筆活動に入る。
人物ルポルタージュ、スポーツノンフィクションなどを各誌に発表。
著書に『中田語録』(文春文庫)、『中田英寿 鼓動』(幻冬舎文庫)、『イチロー・オン・イチロー』(新潮社)、『さらば勘九郎 十八代目中村勘三郎襲名』(幻冬舎)、『和を継ぐものたち』(小学館)、『中田英寿 誇り』(幻冬舎)、『信じるチカラ』(ポプラ社)ほか多数。

【読んだ理由】
題名に惹かれて。

【印象に残った一行】
選手たちの「強さ」は、それまで積み重ねてきたトレーニングも証しであり、人知れず流した汗と涙の量に比例する。
この激しくて孤独なスポーツに打ち込み、試合に挑む姉妹がいる。
伊調千春と伊調馨。
彼女たちは最も優れた選手であると同時に、最もレスリングを愛するものでもある。
私は、千春と馨に真っ先にこう聞いた。なぜこれほどまでにレスリングに情熱を注げるのか、と。千春はまっすぐな視線を向け言った。
「子どもの頃からレスリングで強くなりたい、と思ってきました。戦う私には常に目標があり、そのための課題があります。小さな努力の積み重ねることでしか目標は達せられませんが、その厳しい日々こそ自分を磨いてくれると思うんです。多くの方たちとの出会い意をもたらし、勝つことの喜び、負けることの悔しさを心に刻み付けてくれる。レスリングがあるから私は生きているんだと実感できるんですよ」

【コメント】
一人の選手が8ページ程度で物足りなさを感じるが、ある選手があるきっかけであるスポーツに出会い、そのスポーツにのめり込み、生活のすべてをそのスポーツにかけて、オリンピックでの金メダルなどある目標に、向かって努力する姿、生き方が共通的に描かれている。
 



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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
これは面白そうです。 (地理佐渡..)
2009-09-26 12:39:11
こんにちは。

見かけましたら買いですねぇ。
なかなか本屋にものんびりと
は行けませんが、気にとめて
おきたいです。
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Re:これは面白そうです。 (日本男道記 )
2009-09-26 22:42:41
こんばんは!

秋の夜長の、読書には相応しい季節となりました。

しばし、読書に没頭するのも一興ですね。

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