3月いっぱいで39年間勤めた職を完全に終えた。
この仕事をしている間、少しでも腕を上げよう、少しでも専門性を高めようと、毎月の給料から相当の金額を費やして専門書等を購入してきた。
最も多く購入していた頃には、毎月、多種類の教育雑誌の購入額だけでも1万円を超えていたし、それ以外にも専門書で1万円分くらいは買っていたものだった。
全部読んでいる時間など到底なかったが、自分の技量を少しでも高めようと熱心だった日々が懐かしい。
出張の帰りや休みの日などで出かけた時でも、大きな書店に立ち寄って買ってきたものも多かった。
なぜそこまでしていたか?
これは、決して法律で定められていたからではない。
たしかに、「教育公務員特例法」には、教員に対して「研修の義務」が定められている。
第21条に、「教育公務員は,その職責を遂行するために,絶えず研究と修養に努めなければならない。」と規定されているのだ。
だからといって、研修の義務が定められていても、月に何万円もつぎ込みなさいという訳ではない。
本の購入に金を使ったのは、やっぱり、自分が教えていることで、子どもたちに損をさせたくなかったから。
自分に力量が足りないと、ずっと思っていた。
自ら学ばないと向上しない、という考えで、本当にたくさんの本を買って学んできた。

この写真に見えるだけでも、
「自分が変われば組織も変わる」
「現場の変化が子どもを変える」
「民間校長、中学改革に挑む」
「説明しない授業の作り方が分かる算数の介入授業」
「先生が壊れていく」
…等々の書名が並んでいる。
非常にもったいないとは思うが、処分することにした。
とりあえず、こんなふうに段ボールに詰めたり、ひもで束ねたりして、車庫に運んでいる。

(「マンガ雑誌もあるじゃない」なんて野暮なことは言いっこなしにしてくださいな…。)
今日は、比較的新しい本を中心に、段ボール箱で3箱を荷物にして出した。
私の出身大学が、去年から「本棚募金プロジェクト」というのを行っている。
これに乗っかることにした。
この古書たちが業者によって買い取られたら、その金額が募金になるというものである。
自分の血肉となってくれた本たちとの別れはさびしいが、ほかの人の助けになるのならうれしいと思っている…。
この仕事をしている間、少しでも腕を上げよう、少しでも専門性を高めようと、毎月の給料から相当の金額を費やして専門書等を購入してきた。
最も多く購入していた頃には、毎月、多種類の教育雑誌の購入額だけでも1万円を超えていたし、それ以外にも専門書で1万円分くらいは買っていたものだった。
全部読んでいる時間など到底なかったが、自分の技量を少しでも高めようと熱心だった日々が懐かしい。
出張の帰りや休みの日などで出かけた時でも、大きな書店に立ち寄って買ってきたものも多かった。
なぜそこまでしていたか?
これは、決して法律で定められていたからではない。
たしかに、「教育公務員特例法」には、教員に対して「研修の義務」が定められている。
第21条に、「教育公務員は,その職責を遂行するために,絶えず研究と修養に努めなければならない。」と規定されているのだ。
だからといって、研修の義務が定められていても、月に何万円もつぎ込みなさいという訳ではない。
本の購入に金を使ったのは、やっぱり、自分が教えていることで、子どもたちに損をさせたくなかったから。
自分に力量が足りないと、ずっと思っていた。
自ら学ばないと向上しない、という考えで、本当にたくさんの本を買って学んできた。

この写真に見えるだけでも、
「自分が変われば組織も変わる」
「現場の変化が子どもを変える」
「民間校長、中学改革に挑む」
「説明しない授業の作り方が分かる算数の介入授業」
「先生が壊れていく」
…等々の書名が並んでいる。
非常にもったいないとは思うが、処分することにした。
とりあえず、こんなふうに段ボールに詰めたり、ひもで束ねたりして、車庫に運んでいる。

(「マンガ雑誌もあるじゃない」なんて野暮なことは言いっこなしにしてくださいな…。)
今日は、比較的新しい本を中心に、段ボール箱で3箱を荷物にして出した。
私の出身大学が、去年から「本棚募金プロジェクト」というのを行っている。
これに乗っかることにした。
この古書たちが業者によって買い取られたら、その金額が募金になるというものである。
自分の血肉となってくれた本たちとの別れはさびしいが、ほかの人の助けになるのならうれしいと思っている…。