かつて、プロ野球の知将野村克也は、引用して言った。
「勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けなし。」
本当に勝てたのが不思議な、さすが下位同士の対戦だった。
サッカーJ2リーグ第17節、FC岐阜対アルビレックス新潟。
4連敗で見栄も外聞もなくなった新潟は、ブラジル人選手4名をスターティングメンバーに並べた。
そして、4試合連続複数失点中のDFは、先発メンバー4人中3人を入れ換えた。
左右両サイドバックは、今季初出場の2人で、左に堀米、右にサムエル・サントス。
立ち上がりから攻守に積極的な新潟の姿は目立った。
その姿勢が実って、FKからのボールがカウエの胸をかすり、ゴールに吸い込まれた。
新潟先制。
しかし、ここから急に攻守ともに無理せず消極的なプレーになってしまった新潟。
前半終了してみると、ボールの支配率は、岐阜に上回られてしまった。
1点差のままでは、ここ数年(?)ずっと見てきたとおりまた追いつかれるのではないか、というネガティブな予感がする。
その懸念は、後半開始1分に再びカウエが決めて、2-0になっても変わらない。
先月、愛媛FC戦であっという間に同点そして逆転を許している前科がある。
チャンスがありながらも得点機を逸していると、ペナルティエリア内のハンドでPK献上。
あっさり決められ1点差。
こうなると、もう余裕はなくなる。
しかし、数少ないチャンスは決められない。
それなのに、危機感の感じられない守りは、87分に相手FW前田遼一を倒し、またしてもPKを与えてしまった。
信じられない体たらく。
…しかし、信じられないのは、ここからだった。
PKを前田本人が蹴ったボールは、見事にGKの逆を突いて反対方向に飛んだ。
…が、ゴールの枠を外れた。
信じられない!
あの元日本代表の前田が枠を外すなんて!
すると、そのあと、新潟がチャンスを迎え、逆に1点を加えた。
渡邉新太のゴールかと思ったら、オウンゴールに訂正があったが。
こうして、信じられない展開で、3-1で新潟勝利。
まさに、不思議の勝ち!
ただ、「勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けなし」の本来の意味は、
「負けるときには、何の理由もなく負けるわけではなく、その試合中に何か負ける要素がある。勝ったときでも、何か負けに繋がる要素があった場合がある」という意味。試合に勝つためには、負ける要素が何だったか、どうしたらその要素を消せるかを考えて行く必要がある。また、もし勝ち試合であっても、その中には負けに繋がることを犯している可能性があり、その場合はたとえ試合に勝ったからと言って、その犯したことを看過してはならない。
…と、ウイキペディアにも書いてあった。
勝ち試合ではあったが、負け試合につがることを犯している、というのは事実だろう。
出場選手を大幅に入れ替えても今までの負け試合と同様の試合になりそうだったのだ。
次節以降も勝つためには、「その犯したことを看過してはならない」という言葉の通りだと思う。
改善されない限り、次節も簡単な試合とはならないとはならないだろう。
はるばる岐阜まで応援に行った新潟のサポーターの皆さん、お疲れ様でした。
岐阜に1点入れられてから、ずっと「アイシテルニイガタ」を歌って励ましてくれていたのに、あわや同点かというシーンを見せつけられたのは、気が気ではなかったでしょう。
でも、ずっと歌い続けた皆さんの願いが通じたのです。
本当にありがとうございました。
「勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けなし。」
本当に勝てたのが不思議な、さすが下位同士の対戦だった。
サッカーJ2リーグ第17節、FC岐阜対アルビレックス新潟。
4連敗で見栄も外聞もなくなった新潟は、ブラジル人選手4名をスターティングメンバーに並べた。
そして、4試合連続複数失点中のDFは、先発メンバー4人中3人を入れ換えた。
左右両サイドバックは、今季初出場の2人で、左に堀米、右にサムエル・サントス。
立ち上がりから攻守に積極的な新潟の姿は目立った。
その姿勢が実って、FKからのボールがカウエの胸をかすり、ゴールに吸い込まれた。
新潟先制。
しかし、ここから急に攻守ともに無理せず消極的なプレーになってしまった新潟。
前半終了してみると、ボールの支配率は、岐阜に上回られてしまった。
1点差のままでは、ここ数年(?)ずっと見てきたとおりまた追いつかれるのではないか、というネガティブな予感がする。
その懸念は、後半開始1分に再びカウエが決めて、2-0になっても変わらない。
先月、愛媛FC戦であっという間に同点そして逆転を許している前科がある。
チャンスがありながらも得点機を逸していると、ペナルティエリア内のハンドでPK献上。
あっさり決められ1点差。
こうなると、もう余裕はなくなる。
しかし、数少ないチャンスは決められない。
それなのに、危機感の感じられない守りは、87分に相手FW前田遼一を倒し、またしてもPKを与えてしまった。
信じられない体たらく。
…しかし、信じられないのは、ここからだった。
PKを前田本人が蹴ったボールは、見事にGKの逆を突いて反対方向に飛んだ。
…が、ゴールの枠を外れた。
信じられない!
あの元日本代表の前田が枠を外すなんて!
すると、そのあと、新潟がチャンスを迎え、逆に1点を加えた。
渡邉新太のゴールかと思ったら、オウンゴールに訂正があったが。
こうして、信じられない展開で、3-1で新潟勝利。
まさに、不思議の勝ち!
ただ、「勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けなし」の本来の意味は、
「負けるときには、何の理由もなく負けるわけではなく、その試合中に何か負ける要素がある。勝ったときでも、何か負けに繋がる要素があった場合がある」という意味。試合に勝つためには、負ける要素が何だったか、どうしたらその要素を消せるかを考えて行く必要がある。また、もし勝ち試合であっても、その中には負けに繋がることを犯している可能性があり、その場合はたとえ試合に勝ったからと言って、その犯したことを看過してはならない。
…と、ウイキペディアにも書いてあった。
勝ち試合ではあったが、負け試合につがることを犯している、というのは事実だろう。
出場選手を大幅に入れ替えても今までの負け試合と同様の試合になりそうだったのだ。
次節以降も勝つためには、「その犯したことを看過してはならない」という言葉の通りだと思う。
改善されない限り、次節も簡単な試合とはならないとはならないだろう。
はるばる岐阜まで応援に行った新潟のサポーターの皆さん、お疲れ様でした。
岐阜に1点入れられてから、ずっと「アイシテルニイガタ」を歌って励ましてくれていたのに、あわや同点かというシーンを見せつけられたのは、気が気ではなかったでしょう。
でも、ずっと歌い続けた皆さんの願いが通じたのです。
本当にありがとうございました。