ON  MY  WAY

60代になっても、迷えるキツネのような男が走ります。スポーツや草花や人の姿にいやされながら、生きている日々を綴ります。

「13歳からの家事のきほん46」(アントラム栢木利美著;海竜社)

2019-06-09 22:11:37 | 読む
外での仕事を完全にやめて、家庭に入って(?)2か月あまり。
家庭での仕事を「家事」と言う。
ただ、この家事って、いったい何?
どんなことをどうするのが基本なのか、よくわからない。
教科で教えるような経験もしてきたくせに、胸を張ってこれが基本ですよ、と言えるものをもっていない。
62年余り生きてきて、すべてが自己流でよいのだろうか?
なんて思ったりする。
でも、大人だから、ここまで人生生きてきたからこそ、今さら人には聞けない家事の基本。
う~ん…、悩ましい。

そう思っていたら、本棚の整理をしていたとき、4年ほど前に買ったのを忘れていた本が見つかった。
その本の名前が、「13歳からの家事のきほん46」(アントラム栢木利美著;海竜社)


「13歳からの…」というのがよい。
13歳という時期を考えると、大人の言うことは素直にとれない反抗的な時期である。
反抗的なのは、精神的にも肉体的にも自立しようとする時期だからだ。
この本は、そういう年代の子どもたちの自活を目的として書かれている。
しかも、押し付けがましくない。
これは受け入れやすい。

内容は、「掃除」「片付け」「洗濯」「時間使い」「料理」「裁縫」の6つの分野それぞれの基本が、読みやすく書かれている。
わかりやすいように、イラストも付いているので、親切である。
特に自分で暮らすためには、身の回りのこと、特に掃除、片づけ、洗濯などはとても大切なことだが、実にシンプルに書かれている。
だから、われわれ大人が読んでも、わかりやすくうなずけることばかりである。
小学校の家庭科の教科書よりはるかにいいなあ。

はしがきには、「基本」と書きながら、「家事に正解はない。」とも書いてある。
本書を参考にして、「あなたなりの知恵と工夫を加えて、ぜひ独自の家事ルール、家事の哲学をつくりあげてください。」とも言っている。

13歳からは半世紀も経っているが、この家事に基本をマスターして、真の自活目指して(!?)がんばろう!
コメント
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