神戸から大阪・九条に行くには、阪神尼崎駅の同じホームで阪神なんば線に乗り換えます。
ところで尼崎駅の浜側には、電車用の変電所と阪神電車の車両基地が見えます。
野坂昭如の原作は40年以上前に読んでいます。その原作を今村昌平が監督をしている!!
しかも主役のスブやんを我が尊敬する「小沢昭一」が演じている。この映画の再上映は見逃すことは出来ません。
映画は昭和41年の封切ですが、当時は四国は愛媛県の町で働いていて、上映を見逃していました。
登場する俳優群像を懐かしく観ましたが、それだけでも入場料千円の価値以上のものがありました。
解説 - エロ事師たちより 人類学入門 1966年制作 日活映画・・・webから引用。
野坂昭如の原作を、「赤い殺意」の今村昌平と沼田幸二が共同で脚色、今村昌平が監督した社会風刺喜劇。撮影もコンビの姫田真佐久。
『エロ事師たちより 人類学入門』あらすじ全文
人間生きる楽しみいうたら食うことと、これや。こっちゃの方があかんようになったらもう終りやで。スブやんこと緒方義元は、いつも口ぐせのようにこうつぶやくと、エロと名のつくもの総てを網羅して提供することに夢を抱いている。スブやんは関西のある寺に生れたが、ナマグサ坊主の父親とアバズレ芸者の義母の手で育てられた。高校を卒えて大阪へ出て来たスブやんは、サラリーマンとなったが、ふとしたことからエロ事師の仲間入りをしたのがもとで、この家業で一家を支えることになった。彼の一家とは彼が下宿をしていた松田理髪店の女王人で未亡人の春と彼女の二人の子供、予備校通いの幸一と中学三年生の恵子である。スブやんは春の黒髪と豊満な肉体に魅かれてこうなったのだが、春にとっては思春期の娘をもって、スブやんを間に三角関係めいたもやもやが家を覆い、気持がいらつくばかりだ。そして、歳末も近づいた頃、遂に春は心蔵病で倒れた。スブやんは病人の妻と二人の子供をかかえて、動くこととなった。仲間の伴的は暴力団との提携をすすめたが、スブやんは質の低下を恐れて話を断わり、8ミリエロ映画製作に専念した。帰宅するとスブやんは恵子の様子がきがかりで仕方がなかった。その夜、スブやんはニュタイプの器具から足がついて、警官に拉致された。その頃、春の病状は思わしくなかった。幸一のバリ雑言の中で、春は、スブやんの仕事を信じていた。出所したスブやんにまた生気がよみがえってきた。数日後、酔いつぶれて帰って来た恵子に、スブやんはいとしさがこみあげて来た。事の成りゆきを知った幸一は家出した。「緒方はんいたづらしはるねん」死期の迫った春には、返す言葉もなかった。四月春はスブやんの子供を妊ごもったまま、恵子の写真を針でつきながら死んでいった。春と恵子を愛し、スブやんは幸一をも案じながら年をとっていった。それから五年美容師に成長した娘の側で、白髪のスブやんは、エロ事師一世一代の仕事の植毛に眼をすえていた。
☆ベテランキャストたちがスクリーン上でねちっこく演技をしてくれました。
そして坂本スミ子は可愛くて哀れな役柄を一世一代の熱演で見せてくれました。
今は亡き殿山泰司、西村晃などは何とも懐かしくてこの二人に会えたことも嬉しいことでした。
小沢昭一 (スブやん)
坂本スミ子 (松田春)
近藤正臣 (松田幸一)
佐川啓子 (松田恵子)
田中春男 (伴的)
中野伸逸 (カボー)
菅井一郎 (緒方蓼雲)
園佳也子 (その後妻照代)
木下サヨ子 (古本屋のタケ)
菅井きん (小田先生)
北村和夫 (医師)
浜村純 (きたの会社の部長)
二代目中村鴈治郎 (白鳥重役)
榎木兵衛 (やせ型の中年男)
西村貞子 (小肥りの女)
桜井詢子 (精薄の少女)
殿山泰司 (その父親)
ミヤコ蝶々 (処女屋のおばはん)
甲田啓子 (処女チヨ子)
西岡慶子 (町工場のおかみ)
小倉徳七 (町工場の親爺)
玉村駿太郎 (西岡)
福山博寿 (祈祷師)
福地登茂 (グラマーの映子)
西村晃 (真田警部)
島米八 (関口銀次郎)
佐藤蛾次郎 (マコト)
加藤武 (予備校講師)
須藤圭子 (女子学園園長
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ところで尼崎駅の浜側には、電車用の変電所と阪神電車の車両基地が見えます。
野坂昭如の原作は40年以上前に読んでいます。その原作を今村昌平が監督をしている!!
しかも主役のスブやんを我が尊敬する「小沢昭一」が演じている。この映画の再上映は見逃すことは出来ません。
映画は昭和41年の封切ですが、当時は四国は愛媛県の町で働いていて、上映を見逃していました。
登場する俳優群像を懐かしく観ましたが、それだけでも入場料千円の価値以上のものがありました。
解説 - エロ事師たちより 人類学入門 1966年制作 日活映画・・・webから引用。
野坂昭如の原作を、「赤い殺意」の今村昌平と沼田幸二が共同で脚色、今村昌平が監督した社会風刺喜劇。撮影もコンビの姫田真佐久。
『エロ事師たちより 人類学入門』あらすじ全文
人間生きる楽しみいうたら食うことと、これや。こっちゃの方があかんようになったらもう終りやで。スブやんこと緒方義元は、いつも口ぐせのようにこうつぶやくと、エロと名のつくもの総てを網羅して提供することに夢を抱いている。スブやんは関西のある寺に生れたが、ナマグサ坊主の父親とアバズレ芸者の義母の手で育てられた。高校を卒えて大阪へ出て来たスブやんは、サラリーマンとなったが、ふとしたことからエロ事師の仲間入りをしたのがもとで、この家業で一家を支えることになった。彼の一家とは彼が下宿をしていた松田理髪店の女王人で未亡人の春と彼女の二人の子供、予備校通いの幸一と中学三年生の恵子である。スブやんは春の黒髪と豊満な肉体に魅かれてこうなったのだが、春にとっては思春期の娘をもって、スブやんを間に三角関係めいたもやもやが家を覆い、気持がいらつくばかりだ。そして、歳末も近づいた頃、遂に春は心蔵病で倒れた。スブやんは病人の妻と二人の子供をかかえて、動くこととなった。仲間の伴的は暴力団との提携をすすめたが、スブやんは質の低下を恐れて話を断わり、8ミリエロ映画製作に専念した。帰宅するとスブやんは恵子の様子がきがかりで仕方がなかった。その夜、スブやんはニュタイプの器具から足がついて、警官に拉致された。その頃、春の病状は思わしくなかった。幸一のバリ雑言の中で、春は、スブやんの仕事を信じていた。出所したスブやんにまた生気がよみがえってきた。数日後、酔いつぶれて帰って来た恵子に、スブやんはいとしさがこみあげて来た。事の成りゆきを知った幸一は家出した。「緒方はんいたづらしはるねん」死期の迫った春には、返す言葉もなかった。四月春はスブやんの子供を妊ごもったまま、恵子の写真を針でつきながら死んでいった。春と恵子を愛し、スブやんは幸一をも案じながら年をとっていった。それから五年美容師に成長した娘の側で、白髪のスブやんは、エロ事師一世一代の仕事の植毛に眼をすえていた。
☆ベテランキャストたちがスクリーン上でねちっこく演技をしてくれました。
そして坂本スミ子は可愛くて哀れな役柄を一世一代の熱演で見せてくれました。
今は亡き殿山泰司、西村晃などは何とも懐かしくてこの二人に会えたことも嬉しいことでした。
小沢昭一 (スブやん)
坂本スミ子 (松田春)
近藤正臣 (松田幸一)
佐川啓子 (松田恵子)
田中春男 (伴的)
中野伸逸 (カボー)
菅井一郎 (緒方蓼雲)
園佳也子 (その後妻照代)
木下サヨ子 (古本屋のタケ)
菅井きん (小田先生)
北村和夫 (医師)
浜村純 (きたの会社の部長)
二代目中村鴈治郎 (白鳥重役)
榎木兵衛 (やせ型の中年男)
西村貞子 (小肥りの女)
桜井詢子 (精薄の少女)
殿山泰司 (その父親)
ミヤコ蝶々 (処女屋のおばはん)
甲田啓子 (処女チヨ子)
西岡慶子 (町工場のおかみ)
小倉徳七 (町工場の親爺)
玉村駿太郎 (西岡)
福山博寿 (祈祷師)
福地登茂 (グラマーの映子)
西村晃 (真田警部)
島米八 (関口銀次郎)
佐藤蛾次郎 (マコト)
加藤武 (予備校講師)
須藤圭子 (女子学園園長
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