阿智胡地亭のShot日乗

日乗は日記。日々の生活と世間の事象記録や写真や書き物などなんでも。
  1942年生まれが東京都江戸川区から。

映画「風立ちぬ」を観ました。

2013年11月23日 | 音楽・絵画・映画・文芸
ただただ美しい飛行機を作りたかった設計者「堀越二郎」。天才設計者、堀越二郎はしかしゼロ戦の設計者として名を残す人生を歩んだ。
この映画のエンドロールが流れるのを見ながら、宮崎駿はこの映画で、堀越二郎の設計屋人生に自分のアニメ屋人生を仮託したのではないかと思った。
 自分と自分が生み出した作品が社会に出るためには、電通や博報堂、三菱商事や住友商事などの商社、また大手テレビ会社の資金が必要だ。
そして、その作品が利益を生み出さなければ、次の制作のチャンスは薄れる。
創作者の作品への思いと、商品であるための制作時の妥協、そして生み出された後の商業作品としての位置。
宮崎駿はそのあたりの思いの違いをいつもシャープに感じながら生きてきたに違いない。
 この映画は私には、日本の映画職人として、阿智胡地亭と同時代を生きてきた宮崎駿が、1人の日本人として持つ歴史感と、人間愛を独白した映画のように思える。


 この映画には直接的ではないが、先の大戦を起こした一部の日本人の無謀さを描くシーンが多い。
史実を調べて描いたのだろうが、新鋭機の組立工場から、試験飛行のために飛行場に輸送するのが、重量物輸送ビークルではなく
牛車だったとは、まさか敵国アメリカも思いもしなかっただろう。
美しい戦前の日本の自然と静かな生活。上流階級の人たちと一般人の、隔絶した生活ぶりの差。
 堀辰夫の「風立ちぬ」の舞台になった信州富士見町のサナトリウムも重要な場面で登場する。
何年か前に富士見町に住む従兄の運転する車が、現在の「富士見高原病院」の前を通ったことを思い出した。




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フランス式の浅草オペラ? 踊る ローレル&ハーディも!

2013年11月23日 | びっくり画像・映像

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昨日のランチは「ラタトゥイユ」

2013年11月23日 | ある日のランチ
調味料はバジル・トマトソース。野菜はマッシュルーム、玉ねぎ、ズッキーニ。鶏肉もたっぷり入っていた。


Wikipediaから引用。⇒ラタトゥイユ、ラタトゥユ(フランス語: ratatouille)とはフランス南部プロヴァンス地方、ニースの野菜煮込み料理である。 玉ねぎ、ナス、ピーマン、ズッキーニといった夏野菜をにんにくとオリーブ油で炒めて、トマトを加えて、オレガノ、バジル、タイムなどの香草とワインで煮て作る。うまみを出すためにベーコンなどの肉類を入れたり、唐辛子を用いる工夫がある。
そのまま食べるか、パンと共に食べる。パスタソースにすることもある。白ワインとよく合う。熱い状態で食べてもよいし、冷やして食べてもよい。
軍隊や刑務所で出される料理であったため、「臭い飯」と同意語として使われることがあり、まずい料理、粗末な料理の代名詞としてフランス人の口に登ることもあるが、新鮮な野菜で作られたものは「ニース名物」の名に恥じないのは勿論である。 
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