30日にテレビ放送された『党首討論会』を初めから終わりまで通しで観た。三つのことを思った。
①またまた、政治屋連中の自己中の顔が並んでいるなあと見ていたら、日本記者クラブの代表4人の質問になって彼らの顔が映った瞬間、
壇上の政治家さんの顔がまだましな生気のある顔に見えだした。
あの代表質問の4人の記者たちの醜悪な、批判するふりをしながら相手次第で媚びている顔つきと態度はまさに「太鼓持ち」。
そして多少は知らぬではない談合屋の方々と人相や人となりが全く同じだ。
自分達は何も世間のお役にたたず、新しい人間が出てきたら批判してつぶす。まさに口舌の徒。
顔と態度にここまで品性・品格が欠ける方々が、日本記者クラブを代表する記者だとはなんとも情けない。
アメリカやイギリスに多少はいるプロの記者とジャーナリスト精神が違い過ぎる。
やはり大手マスコミは談合業界で慣れ合ってしまい、相手と切り結ぶという戦いがないからだろう。
②党首同士の質問で嘉田さんが安倍さんに二つの質問をした。
一つは『原発政策を戦後終始推進した自民党の現総裁として、いまだに苦しみの極致にある福島県民にどう詫びるのか』という質問だった。
安倍さんは、この質問に一切答えず、全く無視してしまった。
福島県の方々は息をひそめて安倍さんの回答を待っていたと思う。
安倍さんは福島県民を棄てたと無回答のまま終わった時、強く感じた。
③その後の各テレビ局のこの討論会の報道番組を見ると、あらためて番組編集での料理ぶりがよくわかった。
通しの発言のどの部分を使うかで、発言者の印象がどうにでも左右されることがよくわかって面白かった。
また、安倍さんが福島県民へのお詫びについて一切の言葉を述べなかったことは、どこのテレビ局のどの番組でもやはり無視されて報道されなかった。
これからもネットメディアの例えば『ニコニコテレビ』のように、通しで政治家のやり取りを全部報道する番組が増えていくと、
現在の談合業界、日本記者クラブの存在と宅配新聞、CM過多のテレビ番組がどうなるか大いに見ものだと思った。
首相の頭上に「8888888」 140万人がみた「ネット党首討論会」 ITmedia ニュース 11月30日(金)9時11分配信
壁面のLEDディスプレイにユーザーコメントが流された
首相の頭上に流れる「8888888」。日本のネットにとって歴史に残る夜だっただろう。
ドワンゴが各政党に呼び掛けた「ネット党首討論会」が11月29日、東京・六本木の「ニコファーレ」で行われた。
民主党代表の野田佳彦首相や自民党の安倍晋三総裁ら10党の代表が集まり、視聴者からのコメントが時折流れる中1時間半にわたって議論を交わした。
ライブ配信したニコニコ生放送には約140万人が来訪。「フルオープン」で開放された会場には多くの報道陣が詰めかけた。
今回ニコファーレへの入場は報道関係者のみだったが、取材を希望する報道陣で開始1時間以上前から行列ができた。入り口では荷物チェックが行われ、
ペットボトルの持ち込みは不可。時折SPらしき男性が姿を見せることもあるなど、ニコファーレとしては堅めの雰囲気に。
定刻通り、午後8時に野田首相ら代表が登場。日本未来の党代表の嘉田由紀子 滋賀県知事は少し遅れて登場した。
司会の政治ジャーナリスト角谷浩一氏によると、討論会への参加は政党要件を満たす14党に呼び掛けたが、
スケジュールが合わないなどの理由で全党はそろわなかったという。
会場の周囲360度の壁に埋め込まれたLEDディスプレイを活用しながら議論を進めたが、コメントの常時表示はせず、流れたのは数回にとどまった。
角谷氏は「コメントをずっと流すと酔っ払うようにぐるぐる回ってしまう。コメントはしかるべきタイミングで流したい」と説明した。
最初に持ち時間2分で各党がメインとなる主張を述べた後、(1)TPP、(2)消費増税、(3)原発──の3つのテーマについて、
基本的に各党1分ずつの持ち時間で議論を交わした。開催前には野田首相の参加をめぐって民主と自民が火花を散らしたが
、実際の討論では野田首相と安倍総裁との直接バトルという場面はなく、両氏とも落ち着いて主張を述べたという印象。
むしろ小規模党から野田首相を厳しくただす場面が目立った。
各テーマの終了時に周囲にコメントが流され、各党への賛否や「8888888」(パチパチパチで拍手の意味)、
「キタ━━(゜∀゜)━━ !!!! 」といったニコニコらしいものも表示されていた。
最後に各党の代表が視聴者に語りかけて終了。野田首相が高校の無料化などの実績を挙げながら「子どもや若者を大切にする社会を作りたい」と述べるなど、
ニコ生の視聴者を意識してか若者向けのメッセージが多かった。
公式発表では、総来場者は140万3551人。コメントは50万超に上り、負荷対策としてコメント投稿が一時停止する場面も。
安倍総裁を支持するコメントが多かったようだが、掲示板などでは新党日本の田中康夫代表や新党大地の鈴木宗男代表への好評価も多く、
「小規模政党にとってはかなりプラスになる仕組みだ」という声もあった。
後から視聴できる「タイムシフト放送」は会員なら誰でも再生できる。視聴はネット党首討論会のページから。
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