神戸・県立美術館 7,8日「蟻の兵隊」など池谷監督4作品集中上映。
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「蟻の兵隊」阿智胡地亭の映画レビュー:
帝国陸軍の正規軍だったが日本の官僚にいなかったことにされた兵隊たち
昭和20年8月15日、ポツダム宣言を受け入れ国際連盟に属する連合国に降伏した帝国陸軍。しかしそれ以降も中国に残り、
昭和24年まで共産軍と戦った日本軍がいた・・。
奥村和一さんはその日本軍の兵の一人だった。
中国山西省で澄田第一軍司令官(元日銀総裁 澄田 智 氏の御尊父)の軍命により2600人の将兵が残留し戦闘を4年間続けた。
その間550人が戦死した。
そしてその残った将兵たちは、彼らを山西省に置いて偽名で中国を脱出した澄田中将の国会証言(彼らは命令でなく各自が自ら希望して
中国に残ったのです)により軍籍離脱の扱いを受け、今も軍人恩給を受けることはない。
残留将兵は昭和24年に中国の捕虜となり、抑留され昭和30年にようやく帰国した。そして自分たちが自分の意思で中国に残ったと扱われて
いることを知った。その時奥村さんは30歳になっていた。
奥村和一を含む彼らは、国家に対し「軍の命令」により残留したことを認めるように訴訟を起したが、長い長い裁判の末、最高裁は上告を棄却した。
その判決書には当該裁判長は転勤と言う物理的な理由で署名していないが、そんなことが認められていることもこの映画で初めて知った。
彼らはこれで日本国から、自由意志で中国に残った民間人だと公に認定された。(この裁判の経過を辿ると、国策捜査があるくらいなら、
国策判決も充分ありえるように思えてしまう。
抽象用語の「国」ではなく、そういう判断をし、司法にそういう指示をする人間たちがいるのかもしれない、おそらく彼らが国なのだろう)
この映画は80歳の奥村和一の、事実認定を求める日常行動と中国での調査活動を撮影したドキュメンタリー映画である。
帰国して50年間、奥さんにも話さなかった初年兵教育の仕上げ課程での中国人銃剣刺殺の場に立つ奥村和一。
誰がどうという事でなく、普通の人間が人を殺す事で自分が生き延び、それを国がシステムとしてやらせる状況があったと・・・思う。
黒澤映画の「七人の侍」の宮口精二にどこか雰囲気が似ている奥村和一さん、貴方の昭和20年8月15日以降の行動は日本国としてはなかった
ことに認定されました。国家としてポツダム宣言を受諾しているにもかかわらず、それ以降も帝国陸軍の軍命が存続したとは認める事は
出来ないと言う事のようです。
しかしこの映画を見る限りは、陸大出の職業軍人である一人の軍司令官の戦犯容疑を国がかばう為に、2600人の一般将兵の人生と彼らへの
国家補償を平然と消したように見える。
靖国神社の社頭でスピーチして参詣客からタレントのような拍手を浴びた「残置諜者・小野田元少尉」と貴方の短いやりとり。
その中で奥村さんの言葉に激昂して思わず出てしまった小野田さんの醜悪な顔つきと、貴方の涼しげな眼の対比で人間の裸の姿が見えました。
これを語らずには昭和23年に「天皇陛下万歳」と中国山西省で戦死した戦友に申し訳なくて死ぬに死ねないと言う奥村和一さん、
こんな持続力のある信念を持つ日本人が、自分の同時代に生きているのかと思いましたよ。
余談ですが、奥村和一さんと共に行動している80歳を越える元将兵のなかに、40数年前に階段教室で講義を聞いたことがあることがある
「百々 和」先生がおられて、スクリーンに登場されたのには驚きました。教室で講義を受けただけなので百々先生がそんな体験をされた人
だとは全く知りませんでした。
2006年09月11日(月)記
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「蟻の兵隊」阿智胡地亭の映画レビュー:
帝国陸軍の正規軍だったが日本の官僚にいなかったことにされた兵隊たち
昭和20年8月15日、ポツダム宣言を受け入れ国際連盟に属する連合国に降伏した帝国陸軍。しかしそれ以降も中国に残り、
昭和24年まで共産軍と戦った日本軍がいた・・。
奥村和一さんはその日本軍の兵の一人だった。
中国山西省で澄田第一軍司令官(元日銀総裁 澄田 智 氏の御尊父)の軍命により2600人の将兵が残留し戦闘を4年間続けた。
その間550人が戦死した。
そしてその残った将兵たちは、彼らを山西省に置いて偽名で中国を脱出した澄田中将の国会証言(彼らは命令でなく各自が自ら希望して
中国に残ったのです)により軍籍離脱の扱いを受け、今も軍人恩給を受けることはない。
残留将兵は昭和24年に中国の捕虜となり、抑留され昭和30年にようやく帰国した。そして自分たちが自分の意思で中国に残ったと扱われて
いることを知った。その時奥村さんは30歳になっていた。
奥村和一を含む彼らは、国家に対し「軍の命令」により残留したことを認めるように訴訟を起したが、長い長い裁判の末、最高裁は上告を棄却した。
その判決書には当該裁判長は転勤と言う物理的な理由で署名していないが、そんなことが認められていることもこの映画で初めて知った。
彼らはこれで日本国から、自由意志で中国に残った民間人だと公に認定された。(この裁判の経過を辿ると、国策捜査があるくらいなら、
国策判決も充分ありえるように思えてしまう。
抽象用語の「国」ではなく、そういう判断をし、司法にそういう指示をする人間たちがいるのかもしれない、おそらく彼らが国なのだろう)
この映画は80歳の奥村和一の、事実認定を求める日常行動と中国での調査活動を撮影したドキュメンタリー映画である。
帰国して50年間、奥さんにも話さなかった初年兵教育の仕上げ課程での中国人銃剣刺殺の場に立つ奥村和一。
誰がどうという事でなく、普通の人間が人を殺す事で自分が生き延び、それを国がシステムとしてやらせる状況があったと・・・思う。
黒澤映画の「七人の侍」の宮口精二にどこか雰囲気が似ている奥村和一さん、貴方の昭和20年8月15日以降の行動は日本国としてはなかった
ことに認定されました。国家としてポツダム宣言を受諾しているにもかかわらず、それ以降も帝国陸軍の軍命が存続したとは認める事は
出来ないと言う事のようです。
しかしこの映画を見る限りは、陸大出の職業軍人である一人の軍司令官の戦犯容疑を国がかばう為に、2600人の一般将兵の人生と彼らへの
国家補償を平然と消したように見える。
靖国神社の社頭でスピーチして参詣客からタレントのような拍手を浴びた「残置諜者・小野田元少尉」と貴方の短いやりとり。
その中で奥村さんの言葉に激昂して思わず出てしまった小野田さんの醜悪な顔つきと、貴方の涼しげな眼の対比で人間の裸の姿が見えました。
これを語らずには昭和23年に「天皇陛下万歳」と中国山西省で戦死した戦友に申し訳なくて死ぬに死ねないと言う奥村和一さん、
こんな持続力のある信念を持つ日本人が、自分の同時代に生きているのかと思いましたよ。
余談ですが、奥村和一さんと共に行動している80歳を越える元将兵のなかに、40数年前に階段教室で講義を聞いたことがあることがある
「百々 和」先生がおられて、スクリーンに登場されたのには驚きました。教室で講義を受けただけなので百々先生がそんな体験をされた人
だとは全く知りませんでした。
2006年09月11日(月)記
先週新しくセットした装置の確認がすんで、1か月かかった奥歯の治療がようやく終わった。また歯が一本無くなった。
先生からは80歳になっても自分の歯30本を死守しましょうと言われているが・・
散歩に出るというあいかたと合流し、山手幹線を歩いて「にしむら珈琲店」に入った。
治療のため朝食を抜いていたのでモーニングをオーダー。
私はサラダモーニング
あいかたはフルーツモーニング
いずれも税込み800円。
前に来た時より全部おいしくなったねと言ったらあいかたも、そう思うとのこと。値段を上げて材料をワンランク上げたのだろうか?
パンは自分の所で焼きだしたようでとてもおいしい。そして珈琲は定評通り本当に旨かった。
山手幹線沿いのこの店は駐車場が広いので、神戸と大阪を往来するドライバーが一休みするのによく知られているようだ。
山手幹線
店を出た後、JR住吉駅につながる有馬道商店街まで歩いて、マルヨネ肉店によって、肉屋のコロッケとポテトサラダと豚足のワイン煮を
買って帰った。
コロッケとポテトサラダ。防腐剤が入っていないから味は濃い目だったが、立派な商品で旨かった。
野菜は全て国東半島の平川農園産。
翌日食べた豚足のワイン煮。紫芋焼酎によく合った。
昭和33年の夏、四日市から神戸に引っ越して5年ほど有馬道商店街から脇に50mほど入った所にある家に住んでいた。
肉屋のマルヨネさんや山口豆腐店は亡母が毎日のように買い物をした店だったと思う。
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水木しげるさんという強靭な精神力と肉体を持った日本人が少し上の世代にいて、彼が生きた時代の語り部として存在してくれたことは
日本の一般民間人にとって大きな財産です。どんな歴史教科書を読むより彼の長編コミック「総員玉砕せよ!」を読むと、一兵卒として召集された日本の普通の民間人が
かく生きかく死んだ太平洋戦争時代を実感することが出来ると思います。
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神戸地方気象台は3日午前、神戸市内でサクラ(ソメイヨシノ)の開花を宣言した。
昨年より8日、平年より6日遅かった。4月3日の開花は2005年以来12年ぶりの遅さで、神戸もようやく春本番を迎える。(神戸新聞から引用)。
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昨年より8日、平年より6日遅かった。4月3日の開花は2005年以来12年ぶりの遅さで、神戸もようやく春本番を迎える。(神戸新聞から引用)。
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例年に比べると菜の花が少ないようです。桜のつぼみがぼうっとピンクの霞のように木にまとわりついています。
間もなくここ船橋桃源郷で春が爆発します。この川辺に少し前までいたアイガモのガーコはずいぶん長く人々を楽しませてくれました。
桃源郷を見るたびにガーコとガーコの保護者のパン屋のおじさんのことを楽しく思い出します。
間もなくここ船橋桃源郷で春が爆発します。この川辺に少し前までいたアイガモのガーコはずいぶん長く人々を楽しませてくれました。
桃源郷を見るたびにガーコとガーコの保護者のパン屋のおじさんのことを楽しく思い出します。
愛媛県新居浜市在住泉谷さんからの春の定例レポートその3です。
⇒屋島名物のカワラケ投げが挑戦出来る場所。 合戦に勝利した源氏が陣笠を投げて勝どきをあげた古事にならい素焼きの
カワラケを海に向かい投げた事にちなむと言われる。 現在では開運厄除けや合格祈願として楽しんでいます。👆
素焼きのカワラケ
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屋島の隣に四国霊場は85番【八栗寺】がある。 正面の山が五剣山として有名ですがどうみても四剣しか見えない。
これは永宝4年(1707)の地震でひとつ崩れたもので現在は危険防止のため立入禁止となっている。
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観光客にも人気の【わら家】に久し振りに立ち寄り、たらいうどんを頂いた。 4名だったので量的に丁度だった。
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いつも茹で上がりを頂けるので美味しい!!
わら家のいりこ出汁は絶品で出汁に生姜とネギだけでも十分においしいので観光客にも評判。
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生姜とネギは好きなだけ入れてOKです。
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一升徳利にアツアツの出汁を入れて置いてくれるのでうれしい。 但し結構熱いのでコップ茶碗に注ぐ要領がありますよ。
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水風車が回って風情を醸し出しています。
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☆カワラケを投げたスポットはやはり懐かしい。20年ほど前に観光大使に案内された「わら屋」のうどんの旨さは喉が覚えています。
再訪したい土地の一つです。
⇒屋島名物のカワラケ投げが挑戦出来る場所。 合戦に勝利した源氏が陣笠を投げて勝どきをあげた古事にならい素焼きの
カワラケを海に向かい投げた事にちなむと言われる。 現在では開運厄除けや合格祈願として楽しんでいます。👆
素焼きのカワラケ
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屋島の隣に四国霊場は85番【八栗寺】がある。 正面の山が五剣山として有名ですがどうみても四剣しか見えない。
これは永宝4年(1707)の地震でひとつ崩れたもので現在は危険防止のため立入禁止となっている。
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観光客にも人気の【わら家】に久し振りに立ち寄り、たらいうどんを頂いた。 4名だったので量的に丁度だった。
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いつも茹で上がりを頂けるので美味しい!!
わら家のいりこ出汁は絶品で出汁に生姜とネギだけでも十分においしいので観光客にも評判。
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生姜とネギは好きなだけ入れてOKです。
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一升徳利にアツアツの出汁を入れて置いてくれるのでうれしい。 但し結構熱いのでコップ茶碗に注ぐ要領がありますよ。
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水風車が回って風情を醸し出しています。
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☆カワラケを投げたスポットはやはり懐かしい。20年ほど前に観光大使に案内された「わら屋」のうどんの旨さは喉が覚えています。
再訪したい土地の一つです。
前にO先輩からも、身内からも勧められていた阪急六甲近くのチーズとパスタの店「うみはな」のドアを開けたら4つのテーブル席がすべて埋まっていた。
奥さんが出てきて、カウンター席は空いていますが料理は少々お時間がかかりますと申し訳なさそうに言った。3月の日曜日で春休み中の家族連れが多かった。
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次はどこへと相談したら、新在家近くまでは曇り空でちょっと冷えるこの日は歩けないとのあいかたの言葉で、そこから近い「魚とし」に向かうことにした。
あいかたはキアラ(アオハタ)の煮つけ、私はぶりの焼きを頼んだ。魚は当日のメニュー5,6種類からチョイスする。
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前菜は三種。
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常温で兵庫県朝来市の酒「竹泉醸辛」をオーダー。さっぱりした飲み口で旨かった。
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焼き魚と煮つけ定食はいずれも1080円。いつもながら満足して六甲口まで歩き、ここでバスで帰るあいかたと別れて8000歩のウォーキングを
スタートした。
2017.03.26 〜 2017.04.01
閲覧記事数:12511 PV、訪問者数:2066 IP、ランキング:2199 位 / 2694792ブログ
奥さんが出てきて、カウンター席は空いていますが料理は少々お時間がかかりますと申し訳なさそうに言った。3月の日曜日で春休み中の家族連れが多かった。
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次はどこへと相談したら、新在家近くまでは曇り空でちょっと冷えるこの日は歩けないとのあいかたの言葉で、そこから近い「魚とし」に向かうことにした。
あいかたはキアラ(アオハタ)の煮つけ、私はぶりの焼きを頼んだ。魚は当日のメニュー5,6種類からチョイスする。
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前菜は三種。
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常温で兵庫県朝来市の酒「竹泉醸辛」をオーダー。さっぱりした飲み口で旨かった。
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焼き魚と煮つけ定食はいずれも1080円。いつもながら満足して六甲口まで歩き、ここでバスで帰るあいかたと別れて8000歩のウォーキングを
スタートした。
2017.03.26 〜 2017.04.01
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千切りのキャベツは柔らかくて甘く、ステイックにした人参とブロッコリーの軸はシャキシャキした歯ごたえでやはり甘い。
茹でたブロッコリーは密度が高く厚みも凄い。平川農園さんの長年の野菜栽培の粋を堪能した。
ちょうどネット購入で届いたコロッケと軟骨の唐揚げの付け合わせにぴったりだった。卵焼きは子供たちのリクエストであいかたが作ったそうだ。
茹でたブロッコリーは密度が高く厚みも凄い。平川農園さんの長年の野菜栽培の粋を堪能した。
ちょうどネット購入で届いたコロッケと軟骨の唐揚げの付け合わせにぴったりだった。卵焼きは子供たちのリクエストであいかたが作ったそうだ。
愛媛県新居浜市在住泉谷さんからの春の定例レポートその2です。
泉谷さんは出身地である高松市から「高松市観光大使」を拝命してもう長くなります。真面目な性格もあるのでしょうが、忠実に職責に励んで「Shot日乗」ブログに
投稿を重ねています。(これ以外の観光大使活動は寡聞にして知りませんが・・)今回も愛媛県の楽しいスポットや高松の定例レポートをシリーズ全三回でどうぞ。
⇒四国霊場の84番【屋島寺】を久し振りに訪ねた。四国霊場84番【屋島寺】入口。
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境内の全景
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本殿。 立派な狸像がしっかり見張役をしています。
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日本の三名狸とは【屋島の太三郎狸】、【佐渡の団三郎狸】【淡路の芝右衛門狸】の伝説がある。
中でも屋島の太三郎狸は化け能力が抜群であったので狸の総大将として【蓑山大明神】に祀られている。
昔から屋島狸として親しまれおりお土産品にも狸の置物が有名でよく売れるとのこと。
現在、6匹の狸が確認されいずれも丸々と太っているらしい。 遠くでチラッと姿を見せたがなかなかすばしこい。
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残念ながら後姿ではあるが撮影出来た
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屋島寺の南西の位置にあり【御成門=おなりもん】と呼ばれ皇族関係者のみ入ることが出来る門。
大正天皇が参拝された時に高さ3メートルの記念碑が建立されていた。
最近は皇族関係のご訪問が無いようでした。
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狸愛好者も多くて愛嬌ある屋島狸の焼き物が人気でよく売れるそうです。
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その昔は源平合戦が繰り広げられた場所。 瀬戸内海や古戦場が一望できる格好の場所です。
《この頃の屋島は独立した島になっていた(江戸時代の新田開発により陸続きに近くなった。ただ、今なお相引川によって隔てられている)。
干潮時には騎馬で島へ渡れることを知った義経は強襲を決意。寡兵であることを悟られないために、義経は周辺の民家に火をかけて大軍の襲来と見せかけ、
一気に屋島の内裏へと攻め込んだ。海上からの攻撃のみを予想していた平氏軍は狼狽し、内裏を捨てて、屋島と庵治半島の間の檀ノ浦浜付近の海上へ逃げ出した。
(Wikipediaから引用)》
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正面の島が【男木島=通称、鬼ヶ島】で高松港からちょうど4キロの場所にある。
泉谷さんは出身地である高松市から「高松市観光大使」を拝命してもう長くなります。真面目な性格もあるのでしょうが、忠実に職責に励んで「Shot日乗」ブログに
投稿を重ねています。(これ以外の観光大使活動は寡聞にして知りませんが・・)今回も愛媛県の楽しいスポットや高松の定例レポートをシリーズ全三回でどうぞ。
⇒四国霊場の84番【屋島寺】を久し振りに訪ねた。四国霊場84番【屋島寺】入口。
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境内の全景
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本殿。 立派な狸像がしっかり見張役をしています。
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日本の三名狸とは【屋島の太三郎狸】、【佐渡の団三郎狸】【淡路の芝右衛門狸】の伝説がある。
中でも屋島の太三郎狸は化け能力が抜群であったので狸の総大将として【蓑山大明神】に祀られている。
昔から屋島狸として親しまれおりお土産品にも狸の置物が有名でよく売れるとのこと。
現在、6匹の狸が確認されいずれも丸々と太っているらしい。 遠くでチラッと姿を見せたがなかなかすばしこい。
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残念ながら後姿ではあるが撮影出来た
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屋島寺の南西の位置にあり【御成門=おなりもん】と呼ばれ皇族関係者のみ入ることが出来る門。
大正天皇が参拝された時に高さ3メートルの記念碑が建立されていた。
最近は皇族関係のご訪問が無いようでした。
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狸愛好者も多くて愛嬌ある屋島狸の焼き物が人気でよく売れるそうです。
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その昔は源平合戦が繰り広げられた場所。 瀬戸内海や古戦場が一望できる格好の場所です。
《この頃の屋島は独立した島になっていた(江戸時代の新田開発により陸続きに近くなった。ただ、今なお相引川によって隔てられている)。
干潮時には騎馬で島へ渡れることを知った義経は強襲を決意。寡兵であることを悟られないために、義経は周辺の民家に火をかけて大軍の襲来と見せかけ、
一気に屋島の内裏へと攻め込んだ。海上からの攻撃のみを予想していた平氏軍は狼狽し、内裏を捨てて、屋島と庵治半島の間の檀ノ浦浜付近の海上へ逃げ出した。
(Wikipediaから引用)》
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正面の島が【男木島=通称、鬼ヶ島】で高松港からちょうど4キロの場所にある。
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