阿智胡地亭のShot日乗

日乗は日記。日々の生活と世間の事象記録や写真や書き物などなんでも。
  1942年生まれが東京都江戸川区から。

深田池のサクラが満開。

2017年04月08日 | 花・草・木・生き物










コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「延安の娘」と「蟻の兵隊」。 池谷薫監督の2作品を観た。監督業は悪人でなければできない。

2017年04月08日 | 音楽・絵画・映画・文芸
JR灘駅か阪神岩屋駅から歩いて13分から15分ほどの兵庫県立美術館に設置のシアターで映画を2本見た。
KEN-Vi名画サロン 「池谷薫監督 特集上映」の初日だ。
 「延安の娘」は初見。

 「蟻の兵隊」は公開された2006年に見ているから10年ぶりだ。また見ることになると思う。

全てのドキュメンタリーはフィクションであるという物言いがある。、なるほど現実を切り取った映像を組み立てて人に
伝える仕事はつまりはフィクションであろう。そのフィクションの2本の映画のインパクトは今この2017年の日本に合わせ鏡のように迫ってくる。
 映画「蟻の兵隊」の主役である画面の中の奥村和一さんは、やはり素敵な80歳であり亡くなった俳優の宮口精二を彷彿とさせる方だった。
日本の司法がその独立性を失くしていることがこんなに具体的に示されたのは、奥村和一さんと池谷薫監督という強烈な個性の出会いとエンドレスの衝突があったからだ。
我々はそのことにいくら感謝してもしきれないと思う。
JR灘駅から兵庫県立美術館へ向かう道すがら。このHATというエリアは震災前まで川鉄葺合製鉄所や神鋼の製鉄所があった場所だ。













会場で。  白いTシャツの男は池谷監督。上映後の監督のトークを聞いただけでも会場に足を運んだ甲斐があった。
池谷監督の2本の映画の後のトークを聞いて、ドキュメンタリー映画の監督は生身の人間を操る悪人であると確信した。
 また悪人でなければもっと強大な悪に対抗するこんな映画はとても撮れないョ。




コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする