三位一体節後第16日曜日にきくのは、「たれぞ知らん、わが終わりの近づけるを」(BWV27)です。同日曜日のためのカンタータは4曲が伝承されており、このブログで四半世紀は楽にまわせそうななほど録音も多く、いろいろ迷いましたが、グスタフ・レオンハルトたちによる録音(1995年)のものを選びました。独唱、合唱ともに少年(テルツ少年合唱団員)に歌わせるという、いまでは希少となったスタイルなのを評価した結果です。「たれぞ知らん、わが終わりの近づけるを」は、1726年10月6日に初演されたカンタータ。全6曲からなり、コラールにはじまりコラールでおわります(2曲は別の詩人のコラール)。
CD : SRCR 1700(SONY CLASSICAL)