復活節第1日にきくのは、フリッツ・ヴェルナーたちによる「天は笑い、地は歓呼す」(BWV31)です。このカンタータは1715年4月21日にヴァイマールで初演(ライプツィヒでも1724年と1731年に再演)。音楽は復活節にふさわしいもので、編成もトランペットとティンパニをふくみ、輝かしいソナタに導入される全9曲からなっています。
ヴェルナーたちの録音(ERATO 2564 61401-2)は1963年。管弦楽と合唱はいつものように、プフォルツハイム室内管弦楽団とハイルブロン・ハインリヒ・シュッツ合唱団。独唱者は、アグネス・ギーベル(ソプラノ)、クラウディア・ヘルマン(アルト)、ヘルムート・クレープス(テノール)、エーリッヒ・ヴェンク(バス)の4人です。