今週後半にきいてきたのは、リチャード・ブースビーとシャレフ・アドエルの「J.S. Bach: Sonatas for viola da gamba & harpsichord」(1996年録音)です。これから楽しむのはのこる1曲で、ガンバ・ソナタ第2番(BWV1028)。安らぎと活発さが交互にあらわれる4楽章のソナタで、どの楽章も朝のひとときにあぴったりです。アルバムにはアドエルが独奏する2曲のトッカータがふくまれますが、ソナタともども、鋭敏なアーティキュレーションがききものです。なお、使用楽器は、ジェーン・ジュリアーの1995年製(ニコラ・ベルトランにもとづく)のヴィオラ・ダ・ガンバ(ブースビー)と、ブルース・ケネディ製(ミヒャエル・ミートケにもとづく)のチェンバロ(アドエル)です。
CD : CHAN 0608(Chandos Records)