三位一体節後第4日曜日にきくのは、ヘルムート・リリングたちによる「永遠の愛の憐れみ満てる心」(Hänssler CLASSIC CD 92.056)です。このカンタータは1715年7月14日に初演された全6曲からなるカンタータ。第1曲から第5曲まではアリア(3曲)とレチタティーヴォ(2曲)で、しみじみとした音楽が続きます。第6曲はコラールで、同名のオルガン・コラールでも知られる、「われ汝に呼ばわる、主イエス・キリストよ」です。リリングたちの録音は1976年。オーケストラはいつものように、シュトゥットガルト・バッハ・コレギウムで、合唱はフランクフルト・カントライです。独唱者はアーリーン・オジェー、ヒルデガルト・ラウリヒ、アルド・バルディン、フィリップ・フッテンロッハーです。