今週きいているのは、曽根麻矢子の「バッハ:イタリア協奏曲、フランス風序曲」。このアルバムの4曲を収録順にきいており、これから楽しむのは「半音階的幻想曲とフーガ」(BWV903)です。BWV903は人気のクラヴィーア曲で、ピアノ奏者をふくめ、多数の録音があります。また、華麗なファンタジーと雄弁なフーガは弟子たち玄人筋もひきつけ、多くの筆写譜がのこされています。曽根の録音は2005年5月27日と28日。使用楽器はニコラ・デュモンの1707年製にもとづく、デイヴィッド・レイ製作のチェンバロです。
CD : AVCL-84067(avex-CLASSICS)