今週ここまできいてきたのは、曽根麻矢子の「バッハ:イタリア協奏曲、フランス風序曲」です。アルバムには「クラヴィーア練習曲集 第2部」所収の2曲と、演奏・録音される機会の多い2曲が収録されており、収録順に楽しんできました。これからきくのはのこる1曲で、「クラヴィーア練習曲集 第2部」のフランス風序曲(BWV831)です。曽根の演奏はちょっとスペイン風にも感じらえるとろがあり、収録曲4曲中、これの序曲がいちばん楽しめました。
ところで、アルバムの録音は2005年10月26日と27日ですが、今年の11月11日(曽根の誕生日)には、フランス風序曲、イタリア協奏曲、半音階的幻想曲とフーガをプログラムとする演奏会がハクジュホール開かれます(「曽根麻矢子 J.S.バッハ連続演奏会《BWV》」シリーズ)。このアルバムと3曲までが同じで、曽根の解釈の変化、あるいは技術の熟成が楽しめそうな演奏会です。曽根の演奏会は1回しか体験していないので、なんとかききにいきたいところです。
CD : AVCL-84067(avex-CLASSICS)