降誕節第1日にきくのは、スイスのオルガン奏者、リオネル・ロッグによる「高き御空よりわれは来れり」です。このBWV769は5つの変奏からなるカノン風変奏曲で、バッハが入会した「音楽学術交流協会」への提出作品。例年だと降誕節には、クリスマス・オラトリオやカンタータを楽しむことが多いのですが、今年は趣向をかえて、ロッグの「降誕節のコラール集」(1966年録音)から、気分にまかせてきいていく予定です。なお、ロッグが弾くのは、アーレスハイム大聖堂(スイス)のジルバーマン・オルガン(ヨーハン・アンドレーアス)です。
CD : HMA 190717(harmonia mundi)