これから楽しむのは、中田恵子の「Joy of Bach」(2016年録音)から、ト長調のトリオ(BWV1027a/BWV Anh.Ⅱ 46)です。この曲は、オブリガート・チェンバロとヴィオラ・ダ・ガンバのためのソナタ第1番(2本のフルートと通奏低音のためのソナタは同一曲)の第4楽章(アレグロ・モデラート)の異稿。曲は軽やかな3声フーガで、ふだんきいているガンバ・ソナタとくらべても、まったく違和感がありません。中田の弾くのは、サン・ジャン教会(ベルフォール)のガルニエ・オルガン(1984年)です。
CD : arc 17008(Arcantus)