毎日バッハをきいていこう!

一日一バッハ




今日のバッハは昨日に続き、鈴木雅明の「Fantasias and Fugues」から。きくのは、堂々としたファンタジーと二重フーガのBWV904。ファンタジーは、まさにファンタジーに富んだ演奏。さすがに、華麗な装飾できかせたロバート・ヒル(記事は「ファンタジーとフーガ イ短調 BWV904 [2]」)にくらべるとひかえめですが。フーガも跳ねるようにいきいきときかせてくれます。

CD : BIS-CD-1037(BIS Records)

BIS-CD-1037

コメント ( 0 )




今週のバッハは、鈴木雅明の「Fantasias and Fugues」と題されたCDから、きいていいくことにします。このCDからは、2008年にBWV993、2009年にBWV906をきいていますが、残りの収録曲もひさしぶりにきいてみようと、収納ケースからひっぱりだしてきました。収録曲は前11曲で、すでにきいた2曲をのぞくと9曲。これからきくのは、CD1曲目に収録された「半音階的幻想曲とフーガ」(BWV903)です。

CD : BIS-CD-1037(BIS Records)

BIS-CD-1037

コメント ( 0 )




これからガーディナーたちの演奏できく「われ信ず、尊き主よ、信仰なきわれを助けたまえ」は、1723年10月17日に初演された、三位一体節後第21日曜日のためのカンタータです。バッハのカンタータで、終曲がコラールのときは、管弦楽が声楽をなぞるかたちのコラールが多いのですが、このBWV109の終曲(第6曲)のコラールは、「クリスマス・オラトリオ」第6部の終曲のように管弦楽が独立したもの。コラールの歌詞が1行ずつ、管弦楽のあいだをぬうように歌われていきます。

CD : SDG 168(SDG)

SDG 168

コメント ( 0 )




ロエル・ディールティエンスの演奏できいていきた無伴奏チェロ組曲も、今日が最後でニ長調の第6番です。ディールティエンスの録音は、指板をたたく音や、息づかいも生々しいものですが、空間的なひろがりもよくとらえられています。自然体というか、自由自在な感じで、装飾も豊か。かつての録音から四半世紀が経過し、ピリオド楽器をとりまく環境もかわったことも、この録音の演奏につながっているのかもしれません。なお、このBWV1012は、いつもの舞曲構成に、ガヴォットが挿入されています。

CD : KTC 1403(ETCETERA)

KTC 1403

コメント ( 0 )




きれいな月暈をみてからほぼ24時間がたった夜半、予報からはずいぶん遅れて雨が降りだしました。この冷たい雨でまた秋が深まっていくのでしょうが、寒くなるのはもっとさきにしてほしいものです。さて、ロエル・ディールティエンスによる無伴奏チェロ組曲、今日きくのは変ホ長調の第4番です。このBWV1010は、プレリュードのあと、ほかの組曲と同じく、アルマンド、クーラント、サラバンド、ジーグという舞曲が続き、サラバンドとジーグのあいだにブーレーがはさまれる構成です。

CD : KTC 1403(ETCETERA)

KTC 1403

コメント ( 0 )




今日はひさしぶりの深夜のバッハです。月光の明るさにひかれ、1時間ほどまえに外にでたときは、満月が近い月がほぼ真上に。月にソフトフォーカスがかかったようで美しく、これまたきれいな月暈もみることができ、北極星もその輪の中にみえていました。しかし、ということは、日中、天気予報どおり雨が降ってくるということなのでしょうね。

さて、ロエル・ディールティエンスの演奏できいている無伴奏チェロ組曲、これからきくのはニ短調の第2番です。このBWV1008は、「内面的な情感をたたえた佳曲」(『バッハ事典』)で、プレリュードやサラバンドあたりは、月をながめながらきくのにもふさわしいかも。ほかの舞曲は躍動感があって、月夜という感じではありません。

CD : KTC 1403(ETCETERA)

KTC 1403

コメント ( 0 )




クリストフ・ヴォルフ著・礒山雅訳『バッハ ロ短調ミサ曲』が、春秋社から発行されました。同書の原著を入手しようか迷っていたのですが、グズグズしているうちに、翻訳本が出るという訳者の情報(「『ロ短調ミサ曲』翻訳します」)をえて、春秋社から発行されるのを待って入手しました。

まだ興味のあるところをひろって読んだだけですが、特筆すべきは「≪ロ短調ミサ曲≫における世界の最新の研究の一大集成であると言っても、過言ではない」(『バッハ ロ短調ミサ曲』訳者あとがき)ということ。日本語参考文献に訳者の未発表の論文が掲載されているところなど、たしかに最新です。

同書で特徴的なのは、ラテン語のドイツ式発音の表記。演奏実践でのドイツ式発音はありますが、「ザンクトゥス」とカタカナ表記されると、ちょっとした違和感はありますね。といっても慣れの問題でしょうし、訳者が著者と相談の上きめたのであれば、これは見識ある判断だったといえると思います。

バッハ ロ短調ミサ曲

コメント ( 0 )




日の出は6時すぎなので、この時間だとまだ外は暗く、周辺も静まりかえっています。今朝は早起きして仕事をしているのですが、休憩がてら外にでて空を仰いでみると、星は雲におおわれてほとんどみえません。天気予報では晴後曇なので、日中は雲もとれてくるのでしょう。

さて、休憩ついでということで、コーヒーでもいれて、これからしばしバッハを楽しむことにします。きくのは無伴奏チェロ組曲の第5番で、チェロ独奏は月曜日からきいているロエル・ディールティエンス。なお、このBWV1011は、リュートのためのBWV995に編曲されています。

CD : KTC 1403(ETCETERA)

KTC 1403

コメント ( 0 )




今朝はまずまずの天気。ただ、一昨日の雨で空気が入れかわったのか、ちょっと冷えこんだようで、最低気温は前日比で-3度。先週、秋晴れが続いていたときのような暖かさはなくなりました。いまはまだ寒いというほどではないのですが、冬が近づいてきたという感じです。

さて、ロエル・ディールティエンスの無伴奏チェロ組曲、これからきくのは、ハ長調の第3番です。このBWV1009は、「6曲中もっとも有名な作品」(『バッハ事典』)で、プレリュードのあとの舞曲構成は、アルマンド、クーラント、サラバンド、ブーレー、ジーグとなっています。

CD : KTC 1403(ETCETERA)

KTC 1403

コメント ( 0 )




今週のバッハは、ロエル・ディールティエンスの無伴奏チェロ組曲です。ディールティエンスは、1957年(あるいは1956年)生まれのベルギーの奏者。この組曲の録音としては、1991年の録音(ACCENT ACC 9171/72 D)もあり、今週きいていくETCETERAのものは2度目で、2009年の録音です。収録順は、CD1が第1番、第3番、第5番、CD2が第2番、第4番、第6番となっていて、2枚のCDに奇数番号曲と偶数番号曲をふりわけています。収録順どおりにきいていくので、今日きくのはト長調の第1番(BWV1007)です。

CD : KTC 1403(ETCETERA)

KTC 1403

コメント ( 0 )




「装いせよ、おお、わが魂よ」は、三位一体節後第20日曜日のためのカンタータ(1724年10月22日初演)。ヨーハン・フランクの同名コラールにもとづく、いわゆるコラール・カンタータです。牧歌的で明るい響きに満ちていて、2本のリコーダーがそれに貢献しています。なお、ヴィオロン・チェロ・ピッコロが、このBWV180の第3曲で「初めてカンタータに登場」(『バッハ事典』)します。

CD : WPCS-10590/2(ワーナーミュージック・ジャパン)

WPCS-10590/2

コメント ( 0 )




今朝は薄暗く、すっきりしない朝になりました。天気予報でも午後からの降水確率が高く、どうやら雨が降るのはまちがいなさそう。今日からしばらくはぐずついた天気のようで、秋晴れがもどるのはちょっと先になりそうです。さて、トレヴァー・ピノックたちによるチェンバロ協奏曲も、これからきく3台のための第2番で最後(4台のためのものはすでにきいているので)。このBWV1064の原曲は、失われた「≪3つのヴァイオリンのための協奏曲≫であったことが確実」(『バッハ事典』)とのことです。

CD : 463 725-2(ARCHIV PRODUKTION)

463 725-2

コメント ( 0 )




今日は朝から上々の天気です。空を仰ぎみても、雲ひとつない青空がひろがっていて、これぞまさに秋晴。午後から外出ですが、時間があれば寄り道でもしたい気分です。さて、トレヴァー・ピノックたちによるチェンバロ協奏曲、今日からは3台のための協奏曲。これからきくBWV1063も消失した協奏曲からの編曲ですが、「かなり積極的な編曲作業が行われているため、その復元は困難」(『バッハ事典』)とのことです。

CD : 463 725-2(ARCHIV PRODUKTION)

463 725-2

コメント ( 0 )




トレヴァー・ピノックたちによるチェンバロ協奏曲、今日きくのは2台のための第3番です(共演のチェンバロ奏者はケネス・ギルバート)。チェンバロ協奏曲の原曲となった協奏曲は、失われたものがおおいのですが、このBWV1062の原曲は現存しています。2つのヴァイオリンのための協奏曲がそれで、バッハは原曲ニ短調を、編曲にあたってハ短調に移調しています。

CD : 463 725-2(ARCHIV PRODUKTION)

463 725-2

コメント ( 0 )




ここのところ天気が安定していて、今朝も爽快な気候です。ただし、カラスの鳴き声をのぞけば。数か月まえまでは、カラスの鳴き声などほとんどしなかったのですが、どういうわけかカラスが集まってきて、朝からうるさく鳴いています。そのかわりに小鳥が寄りつかなくなり、朝のさえずりがめっきりへってしまいました。

さて、トレヴァー・ピノックたちによるチェンバロ協奏曲、これからきくのは2台のための第2番です。このBWV1061は、「他のチェンバロ協奏曲と異なり、全体がクラヴィーア的な発想によっていることから、(編曲ではなく)オリジナル作品と考えられる」(『バッハ事典』)とのこと。第2楽章はチェンバロだけでオーケストラは沈黙します。

CD : 463 725-2(ARCHIV PRODUKTION)

463 725-2

コメント ( 2 )



« 前ページ 次ページ »