毎日バッハをきいていこう!

一日一バッハ




今日は陽ざしがあたたかく、まさに小春日和な天気。ただ残念なことに、明日の午後からは早くも天気は崩れるようで、今日の好天は長続きしないようです。さて、ブランディーヌ・ヴェルレによる「インヴェンションとシンフォニア」、今日きくのはホ短調の第7番(BWV778)です。この第7番と明日きく予定の第8番、天気にあわせるとすれば、順番を入れ替えたほうがふさわしいかもしれません。今日の天気には、突き抜けた快活さのある第8番が似合います。もっとも、第7番は第7番で、晩秋にきくにふさわしい、ほのかな哀しさがただよう美しい曲なのですが。

CD : E 8603(Astrée)

E 8603

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三位一体節後第24日曜日にきくのは、カール・リヒターたちによる「ああいかにはかなき、ああいかに空しき」(ARCHIV PRODUKTION 439 394-2)です。このBWV26は、ミヒャエル・フランクの「ああいかにはかなき」にもとづくコラール・カンタータで、1724年11月19日に初演。リヒターたちによる録音は1966年で、独唱者は、ウルズラ・ブッケル、ヘルタ・テッパー、エルンスト・ヘフリガー、テオ・アダムと、当時のバッハ歌手が勢ぞろいしています。管弦楽と合唱は、いつものように、ミュンヘン・バッハ管弦楽団、同合唱団です。

439 394-2

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ブランディーヌ・ヴェルレによる「インヴェンションとシンフォニア」。このアルバムは、コルマール(フランス)のウンターリンデン美術館が所蔵する、ヨハネス・リュッカースのオリジナル・チェンバロ(1624年)を弾いて、1996年に録音されたもの。いまはこれを番号順に楽しんでおり、これからきくのは二部形式によるホ長調の第6番(BWV777)です。

CD : E 8603(Astrée)

E 8603

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今週よりしばらくは、ブランディーヌ・ヴェルレの「インヴェンションとシンフォニア」を楽しむ予定。すでに月曜日から番号順にきいてきたので、今日きくのは変ホ長調の第5番(BWV776)です。ヴェルレのチェンバロは、ヨハネス・リュッカースのオリジナル・チェンバロ。これは、フランスのコルマールにあるウンターリンデン美術館所蔵の1624年製の楽器で、じつに美しい響きが楽しめます。

CD : E 8603(Astrée)

E 8603

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フランスのチェンバロ奏者ブランディーヌ・ヴェルレが、ヨハネス・リュッカースのオリジナル・チェンバロを弾いて録音した「インヴェンションとシンフォニア」。今週は(そして来週からも)、そのヴェルレの「インヴェンションとシンフォニア」を、番号順に楽しんでいく予定で、今日きくのはニ長調の第4番です。録音は1996年。チェンバロは、コルマール(フランス)のウンターリンデン美術館の所蔵楽器です。

CD : E 8603(Astrée)

E 8603

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カール・ハインリヒ・ビーリッツ著、松山與志雄訳の『教会暦 祝祭日の歴史と現在』(教文館)は、「キリスト教祝祭暦の成立と解釈、現在の形態と礼拝の守り方について、最小限度のしかし詳細な情報を得たいと望んでいる読者のために」書かれた本です。もうしばらくすると降誕節となり、あらたな教会暦がはじまるわけですが、「非キリスト教徒」にとっては、教会暦と日常生活は乖離しており、なかなかり理解しづらいものです。祝祭日の名称、聖書的背景、歴史、意義、祝祭礼拝、慣習について詳述されており、バッハをふくめたキリスト教音楽をきくさいに、じつに有益な参考書といえると思います。すでに紹介した『説教者としてのJ.S.バッハ』と同じで、表をのぞけば図版のたぐいはなく、多少の予備知識がないと、通読するにはつらいかもしれません。なお、引用はすべて著者の序文からです。

教会暦 祝祭日の歴史と現在

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ブランディーヌ・ヴェルレによる「インヴェンションとシンフォニア」。まずはインヴェンションを番号順に楽しんでおり、3日目のこれからきくのはニ長調の第3番です。このBWV774は、今日の秋空を思わせる、すっきりとした明快な小品です。

CD : E 8603(Astrée)

E 8603

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昨日からききはじめた、ブランディーヌ・ヴェルレによる「インヴェンションとシンフォニア」。今日きくのはハ短調の第2番です。このBWV773の主題(いわゆる「ため息」の音型をふくむ)は、息の長い美しいもの。ヴェルレの弾く、ヨハネス・リュッカースによるオリジナル・チェンバロの響きは、それをいっそうひきたてています。

CD : E 8603(Astrée)

E 8603

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今日からきいていくのは、ブランディーヌ・ヴェルレによる「インヴェンションとシンフォニア」。しばらくはこれを番号順に楽しむ予定で、美しいオリジナル・チェンバロの響きを堪能することにしています。使用楽器は、ウンターリンデン美術館が所蔵する、ヨハネス・リュッカースのチェンバロ(1624年製)。このチェンバロは、おおくの演奏家が録音にもちいており、当ブログでも紹介した、クリスティーネ・ショルンスハイムの「平均律」も同楽器での録音でした。ヴェルレは1942年生まれのフランスのチェンバロ奏者で、主なレパートリーとしては、フランスのバロックやバッハがあげられます。おもしろいのは、ヴェルレのアルバムには異稿も収録されいること。これからきく第1番(BWV772)の異稿もおさめられていますが、こちらの異稿もきくかどうかは、まだ決めていません。

CD : E 8603(Astrée)

E 8603

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三位一体節後第23日曜日にきくのは、ジョン・エリオット・ガーディナーたちによる「幸いなるかな、おのが御神に」です。このBWV139(全6曲)は、1724年11月12日に初演された、いわゆるコラール・カンタータ(ヨーハン・クリストフ・ルーベの同名コラールによる)。したがって、このカンタータも、コラールにはじまりコラールでおわる構成となっています。なお、ガーディナーのBWV139には新旧の録音がありますが、ここできくのは自主レーベルによる新録のほうです(旧録はアルヒーフ)。

CD : SDG 171(SDG)

SDG 171

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今週は、ベンジャミン・ブリテン指揮、イギリス室内管弦楽団による「ブランデンブルク協奏曲」(DECCA 443 847-2)を番号順に楽しんきました(今日きくのは第6番)。アルバムには、ネヴィル・マリナーたちのBWV1060、BWV1056がカップリングされていますが、ブリテンたちの録音(1968年)は、そのマリナー(とサーストン・ダート)たちの「ブランデンブルク協奏曲」の録音(1971年)と共通性を感じます。両者とも当時としては時代を先取りしたところのある演奏で、クリストファー・ホグウッド、トレヴァー・ピノックたち、イギリスのピリオド楽器によるバッハを生む土壌となったと思っています。

443 847-2

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ベンジャミン・ブリテンがイギリス室内管弦楽団を指揮して録音した「ブランデンブルク協奏曲」(DECCA 443 847-2)。録音(1968年)されてから半世紀近くが経過しているのですが、あまり古さを感じずに楽しむことができます。これからきく第5番も、やはりいきいきとした演奏。独奏者には、のちにケンブリッジ・キングス・カレッジ合唱団を指揮して多数の録音をのこした、フィリップ・レッジャー(チェンバロ)がくわわっています。

443 847-2

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ロビン・A・リーヴァー著、荒井章三訳の『説教者としてのJ.S.バッハ』(教文館)は、2012年に出版された、バッハの受難曲を中心とする神学的研究の啓蒙書です。もともとは、アンドルー・パロットによる受難曲の「演奏会プログラムに書いたノート」と、BBCで放送された「説教者としてのバッハ」に、「大幅な加筆をしてできたもの」とのこと。104頁中、譜例以外に図版はなく、先日紹介した『バッハ 神はわが王なり』とは好対照の本といえます。原書は1984年の出版ということもあり、古い研究成果によっている部分もあります(マタイ受難曲の初演年を1729年としているところなど)。しかし、古くなったとはいえ、ふだんコンサートホールできく受難曲とはちがう、礼拝の文脈の中での受難曲(とバッハ)を、読者に意識させる好著だと思います。

説教者としてのJ.S.バッハ

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ベンジャミン・ブリテン指揮のイギリス室内管弦楽団による「ブランデンブルク協奏曲」(DECCA 443 847-2)。今週はこのアルバムを番号順に楽しんでおり、これからきくのは第4番です。第4番の独奏楽器は、ヴァイオリン、2本のリコーダー(フラウト・ドルチェ)ですが、ブリテンたちの録音では第2番と同じように、リコーダーはフルートで代替されています。

443 847-2

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ベンジャミン・ブリテンとイギリス室内管弦楽団による「ブランデンブルク協奏曲」(DECCA 443 847-2)、今日は第3番を楽しみます。ほぼ半世紀まえの録音(1968年)ながら、ブリテンたちの演奏は、それをあまり感じさせない、スタイリッシュでいきいきとしたものです。第2楽章のアダージョは、独奏ヴァイオリンの華麗な即興となっています。

443 847-2

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