毎日バッハをきいていこう!

一日一バッハ




バンジャマン・アラールのチェンバロできいている「平均律クラヴィーア曲集 第1巻」。アラール独自の配列できいているため、折り返しがわかりにくかったのですが、数えてみると昨日がそうだったようです。今日はしたがって14曲目になるプレリュードとフーガ第5番(BWV850)。これまでと同じく、ヒエロニムス・アルブレヒト・ハス製(1740年)の三段手鍵盤チェンバロを弾いていの録音(2021年)です。

CD : HMM 902466.68(harmonia mundi)

HMM 902466.68

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これからきくのは、「平均律クラヴィーア曲集 第1巻」から、プレリュードとフーガ第20番(BWV865)。これまでと同じくバンジャマン・アラールのチェンバロで楽しみます。Youtubeのチャンネル「harmonia mundi music」には「Bach: The Well-Tempered Clavier, Book 1 | Benjamin Alard, harpsichord [teaser]」というプロモーション映像があり、録音でもちいているヒエロニムス・アルブレヒト・ハスのチェンバロ(1740年)を弾くアラールを視聴できます。ただし、1分半ほどの映像では、クラヴィコードやチェンバロをとっかえひっかえ弾きまくっているため(編集のためそうみえるだけですが)、ハスの三段手鍵盤チェンバロの登場シーンは10秒もありません(映像では2台目)。「とっかえひっかえ」をみていると、「平均律」の録音でも曲の性格にあわせて複数台の楽器を弾きわけてくれていたら、と思わずにはいられません。

CD : HMM 902466.68(harmonia mundi)

HMM 902466.68

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今宵、本流をはなれて楽しむのは、芸能山城組によるルネサンス音楽で、ジュリアーノ・ブォナグリオの「アヴェ・マリア」です。この曲が収録された「黄金鱗讃揚」は、初出時の1978年にはダイレクトカッティングを売りにした45回転LPとして発売。ここで楽しむのは、1994年に再発売されたCD(ビクター・エンタテインメント VICL-15033)です。ブォナグリオの「アヴェ・マリア」(CDの曲名表記は「アベ・マリア」)は、1976年の東京都合唱コンクールの課題曲で、芸能山城組のメンバーが別名で出演。その歌唱は「審査員の先生たちを混乱に陥れ、審査の結果としては見事に落第点をもらった」ということです(解説書)。

ブォナグリオはジュリアーノ・ティブルティーノとして知られる、16世紀のイタリアの音楽家。その「アヴェ・マリア」をいわゆる地声で歌うわけですから、否定的な意見はとうぜん理解できます。が、同時代の地方の女子修道院ではこうした歌唱もあったのではないか、と思わせてくれるすぐれた歌唱であり、すぐれた挑戦としてもっと評価してもよいのではないでしょうか(すくなくとも、いまなら)。なお、このCDをきいていつもざんねんに思うのは、せっかくのダイレクトカッティングがCDでは活かせないのではないかということ。ぜひハイレゾとして、再々発売をのぞみたいですね。

VICL-15033

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これからきくのはレギュラーできいている、バンジャマン・アラールの「平均律クラヴィーア曲集 第1巻」。アラールはこの録音(2021年)において、番号順ではなく、独自の配列で24曲を収録しています。ここではアラールの収録順に楽しんでいるので、今日きくのはプレリュードとフーガ第7番(BWV852)です。使用楽器は三段手鍵盤のチェンバロで、ヒエロニムス・アルブレヒト・ハスの製作(1740年)。このチェンバロはプロヴァン楽器博物館(フランスのセーヌ・エ・マルヌ県)に所蔵されている楽器です。

CD : HMM 902466.68(harmonia mundi)

HMM 902466.68

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バンジャマン・アラールのチェンバロできいている「平均律クラヴィーア曲集 第1巻」。アラール独自の曲順で楽しんでいるため、全体の進捗状況がよくわからない感じです。3週目に入ったところなので、ふだんなら第13番をきくところですから、「折り返し」というようなことばが浮かぶはず。しかし、聖霊降臨節も入ったため、進捗がよりわからなくなっています。それはともかく、これから楽しむのはプレリュードとフーガ第22番(BWV867)。プレリュードのおわりまぎわに、とても印象的な全休止があるのですが、アラールの演奏だとこれがずいぶん長く感じます。

CD : HMM 902466.68(harmonia mundi)

HMM 902466.68

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三位一体の日曜日にきくのは、ヘルムート・リリングたちによる「こよなく待ちこがれし喜びの祝い」(Hänssler CLASSIC CD 92.058)です。このBWV194は1723年11月2日、ライプツィヒ近郊シュテルムタールの教会とオルガン(ツァハリアス・ヒルデブラント建造)の献堂および奉献式のために初演。翌1724年以降は当初の計画どおり、三位一体日に再演されました。第1部6曲、第2部6曲という全12曲で構成されており、トランペットこそ編成されていませんが、音楽的に大がかりなカンタータです。第1部の導入は合唱をくみ込んだフランス風序曲で、両部ともコラールでおわります。リリングたちの録音は1977年。序曲(の前奏・後奏)の演奏は、いまからするとあまりフランス風でもないのがきになりますが、ともかく安定の演奏です。管弦楽はシュトゥットガルト・バッハ・コレギウム、合唱はシュトゥットガルト・ゲヒンゲン・カントライで、独唱者はユディト・ベックマン(ソプラノ)、アダルベルト・クラウス(テノール)、ヴァルター・ヘルトヴァイン(バス)です。

CD 92.058

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先週からきいているバンジャマン・アラールによる「平均律クラヴィーア曲集 第1巻」。これから楽しむのはプレリュードとフーガ第3番(BWV848)です。ふつう第3番はとっくにききおわっているはずなのですが、アラールの録音では独自の配列で収録されているため、第3番も10番目のここにきています。録音は2021年におこなわれており、弾いているのはヒエロニムス・アルブレヒト・ハス製作(1740年)の三段手鍵盤チェンバロです。

CD : HMM 902466.68(harmonia mundi)

HMM 902466.68

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これから楽しむのは、バンジャマン・アラールによるプレリュードとフーガ第18番(BWV863)。「平均律クラヴィーア曲集 第1巻」(2021年録音)を第1番からはじめて、「サブドミナント経由」(アラールの解説)で上がったり下がったりする順番できいています。このブログのように、毎日1曲ずつきいていくには、どういう順番できくにしても大きな影響はないのですが、一気にきくさいは、ずいぶんちがった印象になるかと思います。時間があるときにでも、アラールの「平均律」を、主音を上がっていく番号順で試してみたくもあります。

CD : HMM 902466.68(harmonia mundi)

HMM 902466.68

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フランスのチェンバロ奏者、バンジャマン・アラールの演奏できいている「平均律クラヴィーア曲集 第1巻」。曲集はアラールの「鍵盤楽器のための作品全集 第6巻」に収録されており、独自に配列した24曲を三段手鍵盤チェンバロで弾いているめずらしいものです。今日きくのはプレリュードとフーガ第23番(BWV868)。昨日が第14番だったので、ずいぶん飛んでいます。チェンバロはヒエロニムス・アルブレヒト・ハス製作(1740年)、録音は2021年です。

CD : HMM 902466.68(harmonia mundi)

HMM 902466.68

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2022年のバッハ・メダルは、アンドラーシュ・シフに授与されます。一昨年のアンジェラ・ヒューイットと同じように、ピアノでのバッハ演奏が評価されたようです。シフは1953年、ハンガリー生まれのピアノ奏者で、最近では「BBCプロムス2017」の「平均律クラヴィーア 第1巻」と「BBCプロムス2018」の「平均律クラヴィーア 第2巻」を収録し発売するなど、まだまだ活発な演奏活動をおこなっています。バッハ・メダの授与は、ライプツィヒ・バッハ音楽祭での演奏会(2022年6月16日)終了後ということです。なお、過去の受賞者は「バッハ・メダル」をご覧ください。



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先週からききはじめた、バンジャマン・アラールの「平均律クラヴィーア曲集 第1巻」。聖霊降臨節の第1日から第3日、そのまま続けて同曲集を楽しもうかと思っていたのですが、けっきょく、3日ともカンタータをきいたため、そのあいだは小休止となりました。再開は第14番のプレリュードとフーガ(BWV864)から。第1番(ハ長調)、第11番(ヘ長調)、第6番(ニ短調)、第15番(ト長調)、第10番(ホ短調)、第19番(イ長調)というアラール独自の順番で楽しんできての第14番(嬰ヘ短調)です。アラールが録音で弾いているのは、ヒエロニムス・アルブレヒト・ハス製作(1740年)の三段手鍵盤チェンバロ。録音は2021年です。

CD : HMM 902466.68(harmonia mundi)

HMM 902466.68

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聖霊降臨節第3日にきくのは、カール・リヒターたちによる「彼は己の羊の名を呼びて」(ARCHIV PRODUKTION 439 380-2)です。このカンタータは1725年5月22日に初演。第1曲から第6曲はレチタティーヴォとアリアが交互に歌われ、第7曲はコラールという全7曲構成。大がかりな合唱曲こそありませんが、そのかわりというか、アリアのオブリガート楽器は多彩で、第2曲はリコーダー(フラウト・ドルチェ)、第4曲はヴィオロンチェロ・ピッコロ、第6曲は2本のトランペットが編成されています。リヒターの録音は1974年と1975年。管弦楽と合唱はいつものように、ミュンヘン・バッハ管弦楽団、同合唱団です。独唱はアンナ・レイノルズ、ペーター・シュライヤー、ディートリヒ・フィッシャー・ディースカウと、すぐれた歌手が歌っています。

439 380-2

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聖霊降臨節第2日にきくのは、シギスヴァルト・クイケンとラ・プティット・バンドによる「高く挙げられし血肉よ」です。BWV173は1724年5月29日に初演されたとされるカンタータで、音楽はレチタティーヴォ(テノール)、アリア(テノール)、アリア(アルト)、二重唱(バスとソプラノ)、レチタティーヴォ(ソプラノとテノール)、合唱という全6曲。楽器編成をふくめこぢんまりとしており、クイケンはいつものように合唱をOVPPで歌わせています。歌手はゲルリンデ・ゼーマン、ペトラ・ノスカイオヴァ、クリストフ・ゲンツ、ヤン・ファン・デル・クラッベン。録音は2012年です。

CD : ACC 25316(ACCENT)

ACC 25316

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聖霊降臨節第1日にきくのは、鈴木雅明とバッハ・コレギウム・ジャパンによる「おお永遠の火、おお愛の源よ」です。このBWV34は歌詞本の発見によって、1727年6月1日に初演されたことが確定したカンタータ。合唱、レチタティーヴォ、アリア、レチタティーヴォ、そして終曲はコラールではなく合唱という全5曲で構成されています。鈴木たちの録音は2010年。合唱は独唱者をふくむ声部各4名で、独唱者は、ロビン・ブレイズ、水越啓、ペーター・コーイ。管弦楽は21名編成です。

CD : BIS-SACD-1881(BIS Records)

BIS-SACD-1881

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今週きいてきたのは、バンジャマン・アラールの「平均律クラヴィーア曲集 第1巻」。明日からは聖霊降臨節ですので、そのままきき続けるかどうかは迷っていますが、ともかく今日は同曲集からプレリュードとフーガ第19番(BWV864)を楽しみます。昨日の第10番から番号がかなり飛びますが、これはアラールが独自に選択した配列で楽しんでいるため。使用楽器はヒエロニムス・アルブレヒト・ハス製作のチェンバロ(プロヴァン楽器博物館所蔵)で、録音は2021年です。

CD : HMM 902466.68(harmonia mundi)

HMM 902466.68

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