毎日バッハをきいていこう!

一日一バッハ




先週からきいてきた、ロベルト・ファブリチアーニ(フルート)、ロベール・コーネン(チェンバロ)とカルロ・デンティ(ヴィオラ・ダ・ガンバ)による、「BACH: 7 FLOTENSONATEN BWV 1030-1035 BWV 1020」(MUSICA VIVA MV123)。収録曲を順番にきいてきて、のこるはト短調のフルート・ソナタ(BWV1020)となりました。このソナタの作曲者はバッハではなく、カール・フィーリップ・エマーヌエルとみなされており、すでにヘルム番号のH.524.5が付されています。しかし、バッハ作ではないにしろ、その多感な音楽はなかなかの秀作ですので、ここでは除外せずに楽しむことにします。録音は1988年(おそらく)です。

MV123

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顕現節後第2日曜日にきくのは、ヘルムート・リリングたちによる「ああ神よ、いかに多き胸の悩み」(Hänssler CLASSIC CD 92.001)です。このカンタータは1725年1月14日の初演。マルティーン・モラーの同名コラールにもとづくいわゆるコラール・カンタータで、全6曲中、第1曲、第2曲、第5曲(部分引用)、第6曲にもちいられています。リリングたちの録音は1980年。管弦楽と合唱はいつものように、シュトゥットガルト・バッハ・コレギウムとシュトゥットガルト・ゲヒンゲン・カントライで、独唱はアーリーン・オジェー(ソプラノ)、ガブリエーレ・シュレッケンバッハ(アルト)、ルッツ・ミヒャエル・ハーダー(テノール)、フィリップ・フッテンロッハー(バス)です。

CD 92.001

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今週きいてきたのは、ロベルト・ファブリチアーニ(フルート)、ロベール・コーネン(チェンバロ)とカルロ・デンティ(ヴィオラ・ダ・ガンバ)による、「BACH: 7 FLOTENSONATEN BWV 1030-1035 BWV 1020」(MUSICA VIVA MV123)。収録曲を順番にきいてきおり、これから楽しむのはホ長調のフルートと通奏低音のためのソナタ(BWV1035)です。このソナタのシチリアーノは、変ホ長調ソナタのシチリアーノ(偽作の疑いも)ほどには有名でありませんが、やはり優美で美しい曲。録音は1988年(おそらく)です。

MV123

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今日これから楽しむのは、ロベルト・ファブリチアーニ(フルート)、ロベール・コーネン(チェンバロ)、そしてカルロ・デンティ(ヴィオラ・ダ・ガンバ)による、ホ短調のフルートと通奏低音のためのソナタ(BWV1034)です。このソナタは、アダージョ・マ・ノン・タント、アレグロ、アンダンテ、アレグロという、いわゆる教会ソナタの4楽章構成がとられています。偽作の疑いがある昨日のBWV1033とくらべると、古風な感じがしますが、第3楽章のアンダンテでは優美な旋律をきくことができます。ファブリチアーニの演奏は、いまからするとやや平板で、録音(おそらく1988年)から35年ほどをへだてていることが実感されます。

MV123

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今週のバッハは、ロベルト・ファブリチアーニ(フルート)、ロベール・コーネン(チェンバロ)とカルロ・デンティ(ヴィオラ・ダ・ガンバ)による、「BACH: 7 FLOTENSONATEN BWV 1030-1035 BWV 1020」(MUSICA VIVA MV123)を収録順に楽しんでいます。これからきくのはハ長調のフルートと通奏低音のためのソナタ(BWV1033)。様式批判からバッハの真作性に疑義がもたれてますが、真の作曲者がだれであれ、なかなかよい曲なのできかない手はありません。なお、これまで出番のなかったデンティは、このソナタから演奏にくわわります。

MV123

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お昼時に楽しむのは、ロベルト・ファブリチアーニによる、イ長調のフルート・ソナタ(BWV1032)。このソナタが収録されているのは、ロベール・コーネンとカルロ・デンティ(通奏低音付のソナタのみ)と録音した「BACH: 7 FLOTENSONATEN BWV 1030-1035 BWV 1020」(MUSICA VIVA MV123)です。ファブリチアーニは、ピリオド・アプローチをあまり意識することなく、楽々といった感じで明朗に吹いています。

MV123

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昨日からききはじめた、ロベルト・ファブリチアーニによる「BACH: 7 FLOTENSONATEN BWV 1030-1035 BWV 1020」(MUSICA VIVA MV123)。このアルバムには、表題どおり7曲のフルート・ソナタが収録されており、ロベール・コーネンとカルロ・デンティ(通奏低音付のソナタのみ)との共演で、1988年(おそらく)に録音されています。今日きくのは番号順(収録順)どおり、変ホ長調のソナタ(BWV1031)。このソナタは第2楽章のシチリアーノで有名ですが、その真作性は疑われています。

MV123

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今週きいていくのは、ロベルト・ファブリチアーニによる「BACH: 7 FLOTENSONATEN BWV 1030-1035 BWV 1020」(MUSICA VIVA MV123)です。ファブリチアーニは1949年生まれのイタリアのフルート奏者、指揮者。共演はチェンバロのロベール・コーネン(2019年に亡くなりました)とヴィオラ・ダ・ガンバのカルロ・デンティです。アルバムには7曲のフルート・ソナタが収録されており、ここではロ短調のフルート・ソナタ(BWV1030)から番号順に楽しみます。録音は1988年(おそらく)です。

MV123

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顕現節後第1日曜日にきくのは、ヘルムート・ヴィンシャーマンたちによる「いと尊きイエス、わが憧れよ」(PHILIPS 454 346-2)です。このカンタータは1726年1月13日に初演。全6曲中、第1曲から第5曲はゲオルク・クリスティアン・レームスの詩(魂とイエスの対話)で、第6曲のコラールのみパウル・ゲールハルトの詩。歌っているのはエリー・アーメリング(魂=ソプラノ)とヘルマン・プライ(イエス=バス)です。第1曲の印象的なオーボエはいまは亡きヴィンシャーマンと思いきや、弟子のインゴ・ゴリツキが吹いています。しかも、もっと情緒纏綿としたゆっくりしたテンポと思いきや、けっこうはやめのテンポですね。管弦楽と合唱はドイツ・バッハ・ゾリステン。録音は1970年です。

454 346-2

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今日これからきくのは、一昨日、昨日ときいてきた、シェティル・ハウグサンとローレンス・ドレフュスによる、オブリガート・チェンバロとヴィオラ・ダ・ガンバのためのソナタ第3番(BWV1029)です。3曲のガンバ・ソナタ中、この第3番のみ3楽章で、ヴィヴァーチェ、アダージョ、アレグロという構成。

ハウグサンは、1942年生まれのノルウェーのチェンバロ奏者、指揮者。ドレフュスは、1962年生まれのアメリカのヴィオラ・ダ・ガンバ奏者、研究者。ドレフュスは1994年に、ヴァイオル・コンソートのファンタズムを結成しています。2人が共演したアルバムはおそらくこれだけで、録音は1985年です。

CD : PSC 1024(SIMAX)

PSC 1024

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1月6日は顕現節。例年この日はカンタータですごすのですが、未紹介のカンタータ録音が少なくなっているため、昨日からききはじめたガンバ・ソナタを続けて楽しむことにします。今日きくのはオブリガート・チェンバロとヴィオラ・ダ・ガンバのためのソナタ第2番(BWV1028)。昨日の第1番と同じく4楽章で、アダージョ、アレグロ、アンダンテ、アレグロという構成です。演奏はチェンバロがシェティル・ハウグサン、ヴィオラ・ダ・ガンバがローレンス・ドレフュス。録音は1985年です。

CD : PSC 1024(SIMAX)

PSC 1024

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今日から週末まできいていくのは、シェティル・ハウグサンとローレンス・ドレフュスによる3曲のオブリガート・チェンバロとヴィオラ・ダ・ガンバのためのソナタです。2人が1985年に録音したアルバムには3曲のガンバ・ソナタが番号順に収録されており、今日のソナタ第1番(BWV1027)から順に楽しみます。ソナタ第1番は、アダージョ、アレグロ・マ・ノン・タント、アンダンテ、アレグロ・モデラートという4楽章構成です。

CD : PSC 1024(SIMAX)

PSC 1024

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3度にわけてきいてきた、クリストファー・ヘリックの「Bach Organ Miniatures」(1996年録音)。これからきくのはのこる1曲の、ト長調のトリオ(BWV1027a/BWV Anh.Ⅱ 46)です。このトリオは、ガンバ・ソナタ第1番(2本のフルートと通奏低音のためのソナタ)の第4楽章(アレグロ・モデラート)の異稿。ラッセル・スティンソンの研究ではオルガン編曲はヨーハン・ペーター・ケルナーにさかのぼる可能性があるとのことです。ヘリックのアルバムは1996年の録音。スイスはラインフェルデンの聖マルティン教会のメツラー・オルガン(1992年建造)を弾いています。なお、アルバムには「音楽の捧げもの」の2曲のリチェルカーレも収録されていますが、こちらは割愛。

CD : CDA67211/2(hyperion)

CDA67211/2

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今日これからきくのはト長調のフーガ(BWV576)で、昨日きいたフーガ(BWV577)と同調。このBWV576はフランツ・ハウザーの「バッハ・コレクション」(19世紀最大のバッハ手稿譜のコレクション)などに所収されていますが、BWV577と同じくバッハへの帰属が疑われている作品です。「明るい旋律美には捨てがたい魅力がある」(『バッハ事典』)との評は、じっさいきいてみると、たしかにそのとおりだと感じますね。演奏はレギュラーできいているクリストファー・ヘリック。オルガンは、ラインフェルデン(スイス)の聖マルティン教会のメツラー・オルガン(1992年建造)で、録音は1996年です。

CD : CDA67211/2(hyperion)

CDA67211/2

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これから楽しむのは、イギリスのオルガン奏者、クリストファー・ヘリックの演奏で、ト長調のフーガ(BWV577)です。この曲は、ヘリックがラインフェルデン(スイス)の聖マルティン教会のメツラー・オルガン(1992年建造)を弾いて録音(1996年)した「Bach Organ Miniatures」に収録。自筆譜は失われており、様式的に真作性が疑われていますが、1720~1739年ごろの筆写譜では「Giovanni Bast: Bach」とバッハを作曲者としています。

CD : CDA67211/2(hyperion)

CDA67211/2

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