3度にわけてきいてきた、クリストファー・ヘリックの「Bach Organ Miniatures」(1996年録音)。これからきくのはのこる1曲の、ト長調のトリオ(BWV1027a/BWV Anh.Ⅱ 46)です。このトリオは、ガンバ・ソナタ第1番(2本のフルートと通奏低音のためのソナタ)の第4楽章(アレグロ・モデラート)の異稿。ラッセル・スティンソンの研究ではオルガン編曲はヨーハン・ペーター・ケルナーにさかのぼる可能性があるとのことです。ヘリックのアルバムは1996年の録音。スイスはラインフェルデンの聖マルティン教会のメツラー・オルガン(1992年建造)を弾いています。なお、アルバムには「音楽の捧げもの」の2曲のリチェルカーレも収録されていますが、こちらは割愛。
CD : CDA67211/2(hyperion)