2023年元日にきくのは、ジョン・エリオット・ガーディナーたちによる「主なる神よ、汝をわれらは讃えまつらん」です。このBWV16は1726年1月1日に初演された、新年のためのカンタータ。第1曲はルター訳のテ・デウムを歌詞としたホルンをともなう合唱曲です。ガーディナーたちの録音は1998年で、いつものようにモンテヴェルディ合唱団、イングリッシュ・バロック・ソロイスツとのもの。独唱者はデレク・リー・レイギン、ジュリアン・ポッジャー、ゴットホルト・シュヴァルツです。なお、シュヴァルツは前代のトマス・カントール。ちなみに2021年9月11日からはアンドレアス・ライツェがカントールを務めています(決定は2020年12月18日)。初のスイス出身(宗教改革後)、初のカトリック信者(ルター派に改宗)のカントールです。
CD : 463 586-2(ARCHIV PRODUKTION)